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はじめに。
この物語を読む皆様にお知らせ致します。
この物語は、頭のおかしい中2が書いた物語となっています。
そのため、過度な期待はご遠慮願います。
また、物語内での過度な暴力表現などがございましたら、この小瓶のお返事欄にてお知らせ頂けると幸いです。
最後になりますが、この物語は作者が心を込めて作ったものです(多分)。
誹謗・中傷はお控えください。
それでは、物語をお楽しみください。
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やっと一人になった。
風を感じる。
ふと、視線を感じた。
黄色いカーディガンを着ている女の子が後ろに立っている
「ねえ」
「なんでここにきたの」
『もう耐えきれない』
「何があったの」
『見て』
『この痣』
黄色いカーディガンの子は袖をまくる。
わたしは息を呑む。
「…これって…」
『そう』
『実の親に、ね』
「…」
何も言う言葉が見つからない。
彼女にどう言えというのだろう。
無言の時間が続く。
『ねえそんな真面目にならないでよ笑』
「だって、」
『もしかして、虐待、、って知らない、?』
「違うよ、、」
「逆、」
『逆、とは、、、?』
わたしは無言で袖をめくる。
『え、、、、』
「ね、、、お揃い、だよ、」
数秒の間。
「やめて、」
「いかないで、、」
わたしは絞り出すような声で言う。
「お願い、、、」
消えかけるような、か細い声で、だけど必死になって言葉を紡ぐ。
「逝ってほしくない、」
「本当にお願い、、、」
『そんなに泣かないでよ笑』
『そんなに泣かれたら一人で逝けないだろーがよぉぉ』
『…』
『ほんっと、ばか、、、、』
『じゃあさ、』
『…』
『今日は、やめておくね』
彼女は少し悲しげに微笑んで、
そして、帰って行った。
少しして、わたしは綺麗な朱色に染まった夕焼け空を見上げる。
「良かった」
「やっと誰もいなくなった」
「わたし一人だ」
「もう邪魔されないんだ」
「…」
「邪魔してくれる人はいないんだね、」
十秒程の間。
消え入りそうな声で呟く。
「やっぱり無理だよ」
「死にたくないよ」
「嫌だよぉ」
「誰か来て」
「誰か止めて」
「お願い」
「助けてよ、、、」
「寂しいよ」
「苦しいよ」
「誰か助けてよ、」
「悲しいよ」
「辛いよ」
「ごめんなさい」
「死ねないよ」
「、、、」
「死にたく、、ない、よ」
心が空になったなんて嘘だ。
そう思わないと、
そう信じ込まないと、
わたしが壊れてしまうから。
今まで頑張ってきたものが崩れてしまう気がしたから。
だから、
心が無くなった、と思っていた。
思い込んでいた。
でも気が付いたんだ。
わたしは死にたくないことに。
今までさんざん理由を挙げて自分のことを止めてきた。
でも、もう限界が見える。
虐待のことを止めるのは無理だった。
他のことなら、自分でもなんとかできた。
でも、もう限界だった。
無理だと、はっきりわかった。
もう自分では、どうにもできない。
もう自分では、止めることはできない。
どうしようもない。
だから、今度こそは、
飛ぼうと思います。
終