親ってずるいよねって話。
親は、子に対して絶対的な強さを持ってる。
産んだ、育てた、金出した。
だから言うことを聞け。
いつも親はそう。
意識はしてないのかもね。
無意識に。
子だってそうだ。
親に従わなきゃいけないってどこかにプログラムされてる。
結局、親は子を支配しようとする。
「愛情」とか聞こえのいい名前をつけて。
子の尊厳も
自由も
奪って
私は親の奴隷か?
おもちゃか?
道具か?
勝手に産んだくせに。
何のために親は私を産んだの?
支配するため?
自分のためだろうな。きっと。
「大人になれば親のありがたみが分かる」
「親が死んだときに親が必要だったと分かる」
は?
所詮子供のうちはわからない、と。
大人になってから親に対してどう思うかなんて知らない。
私は所詮子供だよ。
ありがたみなんて知ったことか。
いつか私も大人になってしまう。
大人になれば親の気持ちも分かるだろう。
都合のいい理屈が私にも分かるだろう。
子供の気持ちを忘れて
親になって
私の親みたいに
子供を自分の物にしてしまうんだろうか
きっとこの小瓶を読んだ誰かの親は
「中学生のガキが」
「世間知らずが」
なーんて思うだろう。
そんなことは知ってる。
私は所詮ガキで、世間知らずで、甘ったれた、親の道具。
でも、中学生の私が感じたこの感情を、忘れたくない。
忘れて大人になりたくない。