宛名のないメール

人間てきもちわるい。追い詰めてボロボロにさせて、頑張ってるねと言って。
手枷足枷をつけて、我慢させて、偉いねと言う。
我慢して苦しめば喜ぶし、ボロボロになればもっとよろこぶ。
私は死んでみたい。何もなくなったほうがいいのかもしれない。
わからない。もしかしたらその方がいいかもしれないと、うずうずしてしまう。
生きててもいいことなんかない。
みんな嫌い。
みんな死ぬまで冬眠したいな。

名前のない小瓶

17169通目の宛名のないメール

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ななしさん

確かにそうですよね。
人間が集まって生活する社会というものに
属する以上はどうしてもそうなりますね。
（あまりに度が過ぎていれば人権侵害だ、虐待だって問題になりますけど）
この社会の中で生きる我々は大なり小なり
要求され、制限され、抑圧されます。
けれど社会があることで恩恵を受けてもいます。
他者がいるから支え合い、安全で便利な暮らしができる。
支えられてない！と思われるかもしれませんが
気付いてないだけで沢山の人が生活を支えてくれています。
何にでもメリット、デメリットがある。
人間にも人生にも良い面、悪い面がある。
それでも本当に「人間が嫌だ、消えてしまえ」と思うのなら
世捨て人になるという選択もあります。
実際、社会から外れて山とかで暮らしている人もいます。

ななしさん

うんわかるよ。

私もそんな感じだ

ななしさん

でも貴方も例外じゃないんですよね。

ななしさん

そんな相手に対して、なんらかの抵抗はしないの？

まいたん

ななしさん

中島みゆきさんの『宇船』を贈ります。

冬

ななしさん

学生さんですか？