消えようと思っている方へ
届け、私のことば…!
まずはとってもお疲れ様。
辛いことや大変なことがたくさんあったんだね。
苦しかったんだね、、、
今日まで本当によく生きてきたね、それだけで凄いよ。
あらかじめ言っておくと私は自殺を応援する気も否定する気もないよ。
他人の人生に干渉する権利なんてないし、あなたのことを知らない、どんなことがあって今これを見ているかなんてわからないもの。
それに私はあなたの人生に責任をもてないから。
私がここで「辛かったら相談してね、吐き出していいんだよ」なんて言っても、あなたは私のことを信用出来ないだろうし、あなたは今、助けを求められないから困っているのかもしれないね。
だからこれから書くのは私の経験と思ったことだけ。
私は以前、あるアプリのコミュニティで、辛いおもいをしている人の話を聞く活動をしていた。
性別だったり家庭環境だったりいじめだったり、色んなことで苦しんでいる人がいることを知った。
自分が恵まれていたことを理解した。
話を聞くことで「心が軽くなった。」と言って貰えることが嬉しかったし、傲慢にも人の役に立てていると満足していた。
そんな中、一緒に活動していた方が自殺した。
私は、相談者に寄り添うことに満足して、仲間の苦しみに気づけなかった…!
私は見えている面しか知ろうとしていなかった…!
ようやく自分の考えが浅かった、ただの偽善者だったということに気づいたが後の祭り。
後悔と悲しみで涙が止まらなかった。後を追うことさえ考えた。
そんな中、私宛の遺書を見た。
「信頼していたよ。」「後を追うことはしないでね。」
私の考えていたことを潰されて、それでいて最も欲しかった、飢えていた言葉をかけられて、私は彼女の分まで生きよう、今度こそ相手を助けられる人になろうと思ったんだ。
私は彼女を助ける力を持っていなかった。けれども彼女のことばには、私の人生を変える力が宿っていたんだ。
今、私は精神科医を目指して日々の勉強をしている。
宛名のないメールにはとても沢山の優しい人がいるよ。私がここに出会ってからまだ日は浅いけれども、感情を受け止めてくれたり、相談に乗ってくれる人に出会うことができた。
苦しかったって言っていい。辛かったんだ、もう嫌なんだって言っていいんだ。
あなたの現状を変える力を持った人に会えなくたって、あなたを理解しようとする、気持ちに寄り添ってくれる人にはきっと出会えるから。
人からどう思われるかなんて、ここではきっと考えなくて大丈夫なんだよ。
言葉の持つ力は凄まじい。生涯を変える力だって持っているんだ。
けれどもことばの力を、声を上げることを恐れないで。話すことであなたを楽にする言葉に出会えるはずだから。
拙い言葉でごめんね。私の思いが少しでも伝わっていたらいいな。
あなたの選択の行き着く先に幸あれ。
あなたが少しでも楽になりますように。