つまりは、身体が邪魔なのだな。
そう思ったときはいつも、物質としての身体しか感じなくなる。
入れ物としての身体。
器としての身体。
その身体を、器の手で撫で回してみる。
気持ち悪い。
ほとんど決まって、そう感じる。
次に、器の中身を感じようとする。
そして、なにもない、虚無の空間に気がつく。
その空間を確認すると、目を体液がしめらせる。
たいていは、ドライアイのはずの左目の方が、より湿っぽくなるから不思議だ。
そうして、中身の行方について考えてみる。
いつも通り、わからないけど、考えてみる。
まとめてどこかに置いてきたのかな。
それとも、パラパラと小出しに出て行ってしまったのかしら。
帰っておいで。帰っておいで。
って念じても、何も戻ってこないのは百も承知。
どこに行っちゃったんだろうね、私は。
そう思ってからしばらくして、自分の思考の矛盾に気づく。
外身が邪魔だと思ったのに、その中に私を閉じ込めたがっているだなんて、おかしな話だ。
つまりは、学習しないのかな、この子は。
お馬鹿だね。
なんだか自分が人間だとは思えなくなってきた最近は、自分の最大の幸運にして最大の不運は、人間に生まれてきたことだと感じます。
いっそ、誰か僕を飼ってやってくれ、だなんて思うのは、わがままさね。
P.S.
おそらく、この妙なニンゲンは、色んな物事の1と0の間が知りたくてしょうがないのです。
P.S.のP.S.
自分でも、分かりにくい、変なことを……と思います。
それでも、この小瓶を流してしまいます。
きっと、書くだけではおさまらなかった、ただの独り言です。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
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ななしさん
人間は おもに窒素と炭素と水素と酸素で出来ています
その体は物質です
では中身 貴方の思考は自然の定理にしたがっています
人気者になりたいから 面白いことを言うなど…
そのようなことを考えるのは 自分を守りたいからでわ?
ななしさん
お寺の座禅会に参加するなどでリラックスすると
何か拓けるかもしれません。
あぁ、この身体は私で
呼吸をしているのも
手を動かしているのも
総じて私なのだと
気付いていただけたら幸いです。
ななしさん
気持ち悪い。と、感じる主体が、入ってるように思いますけど…
そういうのとは、違うのですか。
あと、人間じゃなくて、“あなた”ではどうですか?私は、人を“人間”とは思えないです。“〇〇さん”とか“あの人”、って認識してしまうので。自分自身も、“私”とか“主体”です。
あ、別に否定とかではなく、考え方が違うのが面白かったので。
ななしさん
去年ぼんやり感じてたことが書いてあって、びっくりしました。
あなたは、私?
うーむ。
そんなときもあるさ、っていう言葉しか浮かばないなぁ。
でもきっといつか、この気持ちから抜け出すはずですよ。
そのとき、また気持ちをつづってくれたら嬉しいな。
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