もう生きられない。
存在していてはいけない。
絶望のさらに奥にいた頃。
毎日一秒そのものが恐怖だった。
そこからは、抜け出せた。
自分一人の力ではないけれど、一人部屋の隅で恐怖にまみれながら、「それでも死んではいけない」と必死に自分に言い聞かせた。
私は、頑張ったんだと思う。
自力で生きる事には何も近づけてないけど、あの状態から、抜け出した自分は、認めてもいいのかもしれないと思う。
思い出しただけで、涙が出るし、絶対にもうあの状態にはなりたくない。
死にたいと思うけど、もう嫌だ、無理だと思うけど、あれに比べたら、全然ましじゃないか。
死にたい。そう思うぐらいが何だ。
一秒も息がつけないことはない。
朝昼晩もちゃんと分かる。
何の罪悪感もなくお風呂にも入れる。
一点しか見つめていないなんて状態でもない。
横になっても息が出来るし寝られる。
晴れた日は、ちゃんと空が青く見える。
全然ましじゃないか。
死にたいと思うぐらい何だ。
絶望のどん底ぐらい何だ。
負けるな!
もっと怖いところから抜け出したんだ。
自分で、抜け出したんだ。
泣いてもいいから、負けないでおこうよ。
大丈夫だよ。
怖いけど、不安だけど、絶対できるよ。
自分にも出来る方法がきっと見つかるよ。
私が自分の味方でいなくては。
負けないでおこう。自分。
絶対に、自分の力で生きる。
出来なくても、やるしかない。