宛名のないメール

とにかく自分の顔が嫌いで嫌いで大嫌いで自分の顔を見ると消えたくなる。

勉強を頑張ってそこそこの高校に入ったけど、そこでジャニヲタになった。ジャニヲタは可愛い女の子ばかりで、周りを見る度に段々と自分の容姿が気になるようになった。
高1の終わりに初めて整形をした。

とっても変わった気分だった。でもその頃から前よりももっともっと自分の見た目が気になるようになって、何日も何も食べないダイエットをするようになった。その結果イライラして周りに当たったり、情緒不安定になって泣くことが増えた。

そんな風になってしまったからなのか、クラスにいた親友と距離を感じるようになった。男女関係なくたくさんの友達に囲まれていた入学当初とは一変して、クラスから自分が浮いているように感じ始めた。学校に行きたくなくて、毎日駅で死にたい、どうやって死のうか、もうこのまま飛び込もうかと考えていた。今は毎日死を考える程ではないけど、当時は本当に毎日死にたかった。

そんな生活をしていたら出席日数が足りなくなって、わたしは全日制の高校を辞めた。中学のクラスメイトから馬鹿にされながら必死に真面目に勉強して親にも反対されながら入学した私立高校だったけど、そんなのどうでもよかった。今の学校を辞められた、それだけで安心した。

学校を辞めてからは、泣いていた日々との引き換えみたいにのんびりゆっくり何も頑張らなくていい毎日が訪れた。その間に高認を取った。

最初はダラダラ出来るこの生活の居心地が良かったけど、次第に自分は何をしてるんだろうって思うようになった。バイトもせずひたすら趣味にだけ没頭して、ネットを通して知り合った共通の趣味を持つ友人と夜な夜な電話する生活。そんな娘なのに母親はいつも前向きに進路の話をしてくれた。父親とはもう一年以上口を聞いていない。

4月から周りは大学生になる。わたしも普通に高校に通って行きたい大学に通いたかった。いつも環境のせいにしてしまうけど、大学受験に関しては、自分の努力不足だからもうしょうがない。

わたしの未来の為に奨学金を借りてまで私立高校に入れてくれたのに、わたしは授業料や交通費を無駄にして1年過ごし、好きなことだけして2年過ごした。そして今偏差値30や40の大学の一覧を、仕事から帰ってきた母親と睨めっこしている。笑えてくる。こんなはずじゃなかったのにな。

高校を辞めているから、18になってすぐにヲタ活費用と整形費用を貯める為に夜の仕事も始めた。虚しい。

親にはバレないようにしてるつもりだけど、なんとなく勘づいてるんだろうな。

でもどうせそんな仕事してるって分かっても整形費用を出してくれる訳でもないんだろう、だって壊れた電子レンジでさえも買い換えるお金が家にはないんだから、なんて考えて自分はなんにも悪いことしてないんだって自分に思い込ませてる。

タイトルの「顔が嫌い」という話に中々触れなくてごめんなさい。ここからがそのお話です。
わたしは春に韓国で輪郭の整形をする。整形のプランを病院側とLINEで話し合っているんだけど、その途中で写真を送るように言われた。
久しぶりにすっぴんで自分の顔を至る所から映した。あーあなんでこんなに可愛くないんだろう、この顔で生きろなんて地獄のような人生じゃん消えたい消えたい消えたい久しぶりにこんなに死にたいと思った。でも怖い。だからこのまま存在ごと消えてしまいたい。
顔は勿論悪いし歯並びだってガッタガタ。どうして親は小さい頃矯正させてくれなかったんだろうって毎日思ってる。自分より歯並び悪い人をわたしは見たことない。本当に酷い並び方をしている。今から矯正を始めた所で4月の大学入学には間に合わないだろうから、今から新生活が怖くて仕方ない。こんな見た目で世に出たくない。

歯列矯正には安くても100万かかる。これからやりたいと思っている整形の費用が約150万。でもこれは今のわたしがやりたいと思っている部位だけだからこれからもっと増えると思う。その為のまとまったお金を稼ぐ為に精神をすり減らしながらまた夜の仕事に行く。そんな未来を考えたら苦しすぎて辛すぎてもう死んだ方が楽なんじゃないかなと思う。

こんな見た目で生きていくこと、それを変えるための整形費用を稼ぐ労力。それと死を天秤にかけたら後者の方が軽く思える。

見た目なんて歳をとったら変わってしまうしとか、外見至上主義だなんて価値観何にもならないなんて何度も言われたけどわたしに取っては見た目が全て。

当時はいじられていると思ってたけど、中学の同級生から「ブス！」「お前みたいな一重！w」と罵倒されたのは本当の事だったんだなーと今つくづく思う。

まあ何って今すぐわたしの前に整形費用を全部出してくれる石油王現れてくれないかな（笑）

中卒ニートのダラダラとした長文を最後まで読んでくれてありがとうございました(´･ω･`)