センターで失敗した。
二浪はできないとはっきり言われている。
一浪したのに目標の大学を受けられる点数が取れなかった。この点数じゃFラン大学にしか入れない。一年も追加で勉強したのに。一浪してもだめだったことは一生残る。履歴書にはどこの大学に入ったか書かなきゃいけない。一浪しても目標にしてた大学に受からなかったことは伝わる。この先六十年もこの気持ちを抱えたまま生きなきゃいけないのがつらい。人生は大学受験だけじゃ決まらないとか、編入すればいいとか思えない。浪人できない、大学にいけない人がいるとか考えられない。自分が一浪してもその大学を受けられる程度の頭もないことがつらい。出来損ないに生まれてしまったことがつらい。母親は私が一浪してもその大学を受けられないことに苛立っている。きっと母親は出来損ないの私なんて生まなきゃよかったと思ってる。センターで失敗したことを伝えてからずっと怒っている。どうして生まれてしまったんだろう。どうして出来損ないなんだろう。できる人はたくさんいるのに。
努力したつもりだった。でも足りなかったからだめだった。頭ではわかっている。でもつらい。受け入れられない。考えるだけで吐き気がする。しにたい。この先この思いを背負ったままいきることを想像しただけでつらい。しにたい。