死にたい、死にたい。
5月20日の真夜中、月曜日が来る前、
わたしは死にたいを連発してた。
この感情は、
24時間365日思ってる訳じゃないけど、8時間230日くらいは考えてる。
20歳になり、大学生活もあと半分。
でも特にやりたいことが見つからない。
何もしたくない、動きたくない。
思考すら放棄したい。
そんなわたしの未来への道は、
「一寸先は闇」で、何もみえない。
希望の光もない。一面、ただの闇。
1日1日が確かに過ぎていくことに
恐怖を覚えた。
進みたくない、老いたくない。
なのに、時間はわたしを無理やり歩かせる。
手探り状態で這いつくばせるのだ。
才能がほしかった、ずば抜けた才能。
英語だと「神からの贈り物」とも言うらしい。特に音楽や絵、想像し、創造するような才能がほしかった。
ただ、上には上がいた。
だれもわたしを認めてくれない。
わたしは、空っぽだ。
人間の模型が動いてるだけで中は空洞。
叩けば響く音がする。
愛されたかった。それも、たくさん。
両親は発達障害気味で、
特に母親の毒化がひどい。
ちゃんと空気を読んで意見せねば。
ぷっつんキレるのは予測不可能だ。
いまも同居しているから距離をとれない。
1日3食ご飯を食べるように
日常的に母はわたしを否定した。
暴言も悪口も皮肉も嫌味も飛んできた。
自分の身体に刺さるのを見ながら、
どれだけ言い返したくても、
負け確定の出来レースだから、
言い返すことはできなかった。
恋人はいない。できた試しがない。
親に愛されてないように感じて
他に愛情を求めた、だが。
容姿は良くないので
そんな人はできなかった。
もし死ぬことになったら
セフレや円光に手を出してから
処女を捧げてから死のうと思う。
身体が重くて、動かない。
そうやって学校もサボるようになった。
おかげで単位は面白いように落ちる。
真っ逆さまに、単位が投身自殺していく。
精神面は非常に不安定だ。
幾度となく泣き、怒り、自傷した。
自分に対しての言葉で有ろうと無かろうと、わたしの心は異常に反応した。ぐらぐらした。
人に怒鳴られば、安易に泣くし、
思考はぼやぼやして、(わたしが死ねばいいんでしょう)と関連性もないことを考える。
その後過呼吸も起こるし、自傷も始まる。
自分の四肢をわざと壁にぶつける。
自身の身体を殴る。
一度、親に相談した。
自傷をやめるべく病院に行きたい、と。
母がキレた、盛大にキレてくれた。
なに甘えたこと言ってるんだとか、
かまってちゃんはやめろとか。
いまでも思うが、
あれは本当に傷ついた。
親に失望した。
(他にもエピソードはあるが割愛)
もともと人に相談できない性質。
それでも親のことを愚痴りたかった。
友人や年の近い人に相談した。
「親ってそんなもんだって」
としか返ってこなかった。
その上社交性が高く外面が良いから
母を知ってる人や身内に言っても、
「お母さんも人間だから」
「いままでたくさん苦労してるんだ」
「そんなわけないじゃない」
と庇い、労う言葉を出してきた。
もう人に相談なんて信じられなくなった。
ますますストレスは溜まり続けた。
学校のカウンセラーと時々話をする。
病院に行って診てもらいたいといった。
あなたはまだ必要ないといわれた。
とうとう自分がわからなくなった。
何がしたいのか、したくないのか。
生きがいは何で、意味は、義務は。
わたしが現世に残り続けて、
一体どんなメリットが生まれるのか。
日曜日の深夜、月曜日の早朝、
わたしは自殺しか考えてなかった。
真っ暗闇な将来、希望もない。
こんなところで生きていたくない。
改善する努力すらしたくない。
頑張るくらいなら死を選びたい。
涙がぽろぽろでた。
指は何回も「死にたい」と検索した。
頭は自殺の計画をたて、
シミュレーションをしていた。
今日は相談窓口に電話した。
10件20件とかけた。繋がらなかった。
わたしの「死にたい」は
直接人に伝わることなく、
インターネットの世界に漂い、
わたし自身の中に溜まり増殖するのみだ。
病名がほしい。楽になりたい。
いっそ精神病院に監禁されていたい。
死にたい、死にたい。