この先生きるのがひどく億劫だ
君にどうすれば近づける？
どうすれば追いつける？
どうすれば並んで歩ける？
どうすれば一生隣に居れる？
今の私じゃ駄目だ。
なにもないんだよ。
頑張ったことも、努力したことも、
やり遂げたことも、すきなことも、
アイデンティティも、胸を張って誇れるなにかも、
君と語れる夢も、理想も、
どういう風になりたいかも、全部、ぜんぶ、
自分がないの。
誰もやらないから、やっただけ。
たまたま、そこそこできたから協力しただけ。
君としゃべりたいから、やってるようにみせただけ。
君に良く見られたかった。
着飾った私をみてもらっても、好いてもらっても、
意味なんかないのに。
それはわたしじゃないんだよ。
君と語りたいから、夢も理想も語ってみせた。
あれは本心だっただろうか。
わたしにもわからない。
私の人生はもうすでにわたし中心で回ってない。
すべての原動力は君なんだ。
君に落胆されるなら、死んだ方がマシだ。
きっと君はもっと本質的なものを求めてる。
見せかけだけの学歴や成績なんかじゃなくて
もっと大事な、人としての何かを
どうして私をえらんだの、
君の理想を夢を、未来を語る相手に、
きっと君はある程度の仲の人には
自分を見せない、
君は、私の中になにか、面白いところを見つけたんだろうか、
君が興味を持つ何かを、わたしは持ってた？
それはほんとうのわたしだったの？
繕って着飾った見せかけの私だったの？
まだ君にも見せてない部分は沢山ある。
見せられないよ、
明け透けにしたら、きっと君は、
こんな卑怯で卑屈で、
何もないわたしなんか嫌いになるよ。
君に嫌われたなら、生きていく理由がない。
君が目の前からいなくなって、
連絡も取らなくて、
会えなくて、顔も名前も忘れられて？
私の存在を肯定してくれる君だけが
生きる理由なのに
何もないの、ほんとうに、
なにもない
生きててごめん、
生まれてきたことを何度も後悔したんだよ
消えてしまいたかった、存在ごと
死んでもどこかには残るから、
存在ごと誰の中からもいなくなりたかった。
君の中からも、
死にたい、消えたい、
でもね、生きていたいよ、君がいるなら
君が、私を認めてくれるなら、
好いてくれるなら、話をしてくれるなら、
近づきたい、
追いつきたい、
胸を張って並んで歩きたい、
隣に居たい。
君に、ほんとうのわたしの話をしたいよ。
もういちねん、さ、
がんばることができたら、何か変わるかな
何もなくても、君と一緒に居られるだろうか、惨めでも、無様でも構わない。
君はきっと本質を見てくれるだろうから、
着飾った私じゃなくても
わたしを認めてくれるはずだから、
頑張りたい、もう一回やり直したい
変わったわたしをみてほしい。
変わりたい、変わる。今から変わる。
先延ばしにしない。今。
努力もする。怠けない。
いきるから、必死で。
自分をみつけられるように。
君と並んで歩いても、恥ずかしくないように。
だから、もう少しだけ、
