私は通院歴が10年になろうとしています。
”底”を何度も更新し、”洞窟”の中にいるような日々が続きました。寝ても覚めてもそんな状態で。
岩の隙間から差し込んでくるような細い光で、この長いトンネルにも出口が見えた、治るんだ、とぬか喜びしたこともありました。でも、ほどなくぶり返して”底”の更新・・・。洞窟は中腹では出られないんだ・・・とつくづく思い知らされました。
そんな20代。あとどれくらい続くのかわからないから、一生この中かもしれないけれど。
それでも、それでも。そんな自分を私自身見殺しにしてたかもしれないと思い、私は私の応援をはじめました。困難な道をよく生きているじゃないか、あの苦しみを、辛抱して耐えて、何度も越えたじゃないか。慣れてないから、なかなか難しい。自分自身。小さな支え、一生もの。
自分を手離さず。
自分の体をひとに委ねず、自分の病気を自分の物に。
生きて。