高校生、女です
私はちょっと人には理解されない病気(恐怖症?)を患ってます。
心の弱い方にはもしかしたらうつってしまうかもしれません。
申し訳ありませんが、見れる覚悟の方だけ閲覧お願いします。
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「摂食障害」という言葉はご存知でしょうか。食事に関する病気なのですが
私が患っているのは「会食恐怖症」というものです。
文字通りなのですが、人と会食することに恐怖を感じてしまう病気です。
はっきり発症したのは入学したての高校1年生の時、友達の輪に入れなかった私はしかしお弁当を独りで食べることに抵抗を覚え、全く親しくない人に入れてもらうことにしました。
あまり歓迎されていないムードの中、私は突然強い震えに襲われました。
首がぶるぶると震えるのです。自分が震えていることに気付くとさらにその震えは大きくなりました。
一緒に食べていた同級生の訝しげな目、目。
それ以来私には人と食べることが恐怖の対象になりました。
当然誰かと食べたいなどとは思わなくなり、高校では今は独りで食べています。
その事があってからは普通に学校生活を送ることさえ困難になりました。
食事の時以外でも首が震えるようになってしまったのです。
例えば授業中、私はがやがやとうるさい所ではあまり緊張せず、沈黙の中にいると途端に緊張を催しました。
だから授業中の静かな教室内で私はいつも激しく緊張し、首が震えてまともに黒板が見れず、ノートが取れなかった事もありました。
もうこんな毎日は辛い。助けて欲しいと思い両親に相談しました。
両親は始めは理解に苦しんでいましたが、徐々に私が本気で苦しんでいる事を分かってくれました。
私は心療内科に行き、そのことについて先生に相談しました。
先生はレキソタンという緊張を緩和してくれる薬を処方しました。
はじめてその薬を飲んだとき、「すべてがどうでもいいや」と思い緊張しませんでした。
でも何回か使うと効き目はなくなっていって、1日一錠だったのを二錠にしてもらいました。
これだけ書くと危ない薬に聞こえてしまいますが、実際は妊婦の人でも大丈夫な薬だと聞きました。
病院に通っておよそ1年、私はあまり緊張しなくなりました。
もちろん全く緊張しないわけではないです。時々震えることもあります。
でも何回も何回も震える度に、「ああ、もうこんなに震えてるのに緊張するなんて馬鹿らしい。いつもの事じゃないか」と思うようになりました。
薬のおかげでもあったと思います。
まだ薬はやめていません。1日二錠、学校がある日は毎日です。
いつ止めるの?と聞かれると言葉に詰まります。少しずつ緊張はマシにはなりましたがまだあります。
首はあまり震えることはありませんが、まだまだ辛いです。筋肉が固まって学校から家にかえると首がすごく凝っていることに気付きます。
それに私があまり緊張しなくなったのはあれ以来人と会食する機会を出来るだけ避けていたためです。
軽食程度なら薬を多めに飲んでなんとかできますが、がっつりした食事は自信がありません。
そう思っていたのですが、修学旅行でホームステイ先の人がすごく親切に配慮してくれて、その時は最終的にはほとんど薬を飲むことなくご飯を一緒に食べることができました。
あの時の人と食事ができた嬉しさは今も私を支えてくれています。
すごく長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂いてありがとうございました。
今なら思い出しても多分震えることはない、そう思えたのでここに告白することができました。
私は恵まれていたんだと思います。
私には、私を理解しようとしてくれた両親がいた。
私に気遣ってくれた学校の先生がいた。
私を診てくれた病院の先生がいた。
私を自分の子供のように扱い、トラウマを克服させてくれたホームステイ先の人達がいた。
いろんな人に支えられて今の私がいた。
私は、私を守ってくれた人々に感謝し、恩返ししたいと思っています。
恩返しと言っても、まだ会食恐怖症はマシになりつつあるだけで治った訳ではないですが、
せめて「今が楽しい!」って。
そう報告できるように頑張りたいと思います。
とりあえず苦手な同級生への愛想笑いから。
にこっ…。(笑)
ありがとうございました。