今晩は、いつもお世話になり有難うございます。
母親と、母親の姉(私の伯母)は、何もかもが違う。
まず姉妹同士なのに、まるで容姿が似ていない。
母親は婿養子という結婚様式を取り、いわゆる「家を継ぐ」という道を辿ったから、私と同じ本籍地のはずなのに、
何故かそこから遠く隔たった地域の地名が、母の本籍地として、戸籍謄本に書かれていた。
伯母は会社経営者の男性と結婚し、伯母夫婦の間に生まれた3人の子ども(私のいとこ達)は、3人とも私立学校に通い、
外資系企業に勤めて国際結婚をする人、飲食店経営者になった人、父親の会社で働く人、皆優秀で真っ当な人々だ。
伯母の夫(義理の伯父)は、常識人で下品な言葉も、汚い、人を傷つける言葉も言わない人だった。
立ち居振る舞いも、シュッとしていて、ユーモアが時折垣間見えたが、賢明さと誠実さがうかがえる言動しか思い浮かばない。
反面うちの父親は、私達子どもを罵るのに、口汚く下品な言葉を平気で使う人間だ。セクハラじみた言葉も、平気で私に言ってきた。
また弟にも嗜虐的で、平気で陰湿な身体的暴力を、平然とふるう人間だった。
そのような父親を見ても、母親は、父親に一々起こってムキになる娘の私が悪い、というように、話をすり替えようとして来る事が多かった。
昔の女性だから、男性を立てるべきだという考え方が染み付いているのもあるだろうけど、
何十年と連れ添って来た自分の夫の悪い点と向き合ってしまうと、自分の今までの人生が壊れてしまう思いになるし、自分の人生を否定する事につながってしまいそうになるから、
自分の父親の汚点に対して、目を瞑りたいんだろう。
そりゃ間近で、自分の姉があんな立派な男性と結婚しているのを見ると、自分の選んだ夫の程度の低さ、下劣さが思い起こされて、数え切れない程後悔したくなっただろうな。
また私と弟のことを、父と母は「ロクなもんじゃない」「失敗作」だとか「パッパラパー」だとか、レッテルを張るのに、何の躊躇いも見せなかった。
弟はきちんと働いて、一人暮らしの生活だって立派にしているのに、彼らはその事を認めなかった。
弟が離婚した時も、その事を、世間体が悪い、自分達に迷惑をかけたと言っていた、下らない。
私も、ちゃんとしたキャリアを築き上げられなかったし、発達障害が発覚した後は、障害者雇用で働かせて頂き、少ない収入で一人暮らしをしながら、今に至る。
いとこ達と比べると、確かに私達姉弟は、劣るかもしれない。
でも精一杯、出来るだけ最善を尽くすようにして、置かれた立場で頑張って、間違いだらけだったかもしれないけれど、生きて来たんだ。
悪いけど、両親はどれだけ優しさとキャパが無いんだろう?何だか悲しくて、ため息が出る。
ここまで読んで下さり、有難うございました。