光の届かない海底にいた私をみつけて照らしてくれてありがとう。
これを聞いたら君は驚くと思うけど私はひとりぼっちで、明るい未来なんてはじめからなかったんだ。
手放したくなかった。
本当に暖かくて、眩しくて、楽しくて、一緒に過ごした時間は艶やかで心地よかった。
何もない私に大切な人ができて、幸せだった。
でも、少しずつ離れていくのを感じた。
やっぱり、住む世界は違うみたいだね。
仕方のないことだよ。
それでも、
もっと一緒に時間を過ごしたい。
お願いだから離れないで。そばにいて欲しい。
届けたい想い、波に巻き込まれて泡になって
遠くなってしまった君に届くはずなんてない。
引き留めたかったけど、私にはできなかった。
私たちの物語には次がない。
でも、君は別の物語があるよね。
終止符が打てなくてごめんね。
気持ちに甘えちゃってごめんね。
幸せを見せてくれてありがとう。
次はどうか永遠の幸せを手に入れてください。
大丈夫。けーちゃんならできるよ。