人生について思い悩んでいるようですね。
一度ニーチェの哲学書を読んでみてはいかがでしょうか?
ニーチェによれば,「背後世界」,つまり外部から押し付けられた価値観というのは架空の存在です。
私たちは現実の存在ですから,そのようなものを信じ込んで惨めになる必要はありません。
また,人生に意味はありません。
「ちゃんと学校出て、しっかり働いて、年頃になったら結婚して家庭を持って、子が自立して老後になったら孫に囲まれ幸せに暮らす」というのは,たまたま今の時代に押し付けられた社会的価値観であって,見たり触れたりできない,ありもしないものです。これを人生の課題であると受け取ると不幸を感じるかもしれません。
安楽死施設を作るということは,死に意味を見出していることになりますね。
死はこの地獄の生から開放してくれる救いの手段だと。
しかし,ニーチェは死の意味すら否定しています。さらに,未来や過去にも意味はありません。
「今まで」も「最後」もありません。
時間軸を直線ではなく円で考える「永劫回帰」を用いて人生の時間を説明します。
しかし,すべての意味や価値を捨ててしまうと,人間は生の充実感を失ってしまいます。
そこで大切なのは,今,この瞬間を力強く肯定して行きていくことだとニーチェは言います。
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