物心がついてからずっと苦しい。
優秀な兄弟たちと比べられ、自分に自信は全くない。
親戚に向かってこの子は失敗作だと言われ、家にはずっと居場所がない。
でも幸せなフリをしなければいけなかった。
何もしなくてもずっと責められ続ける。
気に食わないことを言うことは許されなかった。
考えに沿わないことをすると怒鳴られた。
だから自分がどうしたいのか、どう生きたいのかなんてわからない。
敷かれたレールはとっくの昔に外れて、お前なんていなければいいという気持ちの言葉を言われたこともある。
レールを外れたのはグレたわけではなく、心が壊れて何もできなくなったから。
出て行け、どこにでも行け。
言われるたびに私には帰る場所なんて存在しないのだと思う。
存在は否定されて、考えも否定されて、何をしても責められる。
生まれてきたかったわけではない。
これから生きたいわけではない。
本当に出て行って誰にも迷惑をかけないように死ぬことができるならそうしたい。
ただ現実では迷惑をかけずに死ぬことなどできるはずもなく。
死ぬと迷惑がかかることがわかってるから死なないだけ。
誰かに愛されたいと思ったことはあった。
けれど誰もが豹変した。
私のような歪んでいる人間には歪んでいる人がお似合いということだ。
モラハラは怖い。周りからはあなたは幸せなのに何が不満なのと言われる。
ずっとモラハラのサウンドバッグだったから、モラハラを引き寄せてしまうのか。
今はただ毎日時間が過ぎるのを1人で待つだけ。
早く終われと耐えるだけ。
孤独に押しつぶされそうになっても1人の方がいい。
寄り添ったフリをして裏切られる方が辛いから。
時間が止まることはない。
生き地獄が終わるまで1秒ずつ待っている。