例えば恋愛だと「ふられた原因がわからないのが、ふられた原因」てよく言われます。
人って、自動的にずっと好きで居続けてくれるわけじゃないですよね。
嬉しいことをされたら好きポイントが増えるし、嫌なことをされたら減ります。
また、好きポイントを増やすためのことを何もしないと減る時もあります。今話題のモンハンとか、スマホのゲームを考えてみればわかりやすいですね。ゲームは何回もアップデートして、新しいステージを追加したり不具合を修正したりします。何もしないとユーザーから飽きられてしまったり、もっとコンテンツや操作性が充実した他のゲームに負けてしまったりするからです。
だから「何もしていないのに嫌われた」って、「何もしていないから嫌われた」と言い換えることも出来ます。
「ふられた原因がわからない」というのは、こういうことで小さなマイナスを積み重ねていることに無自覚な状態。相手にとってマイナスなことを、自分ではマイナスだと思っていない、そういうのを価値観が合わない、相性が悪いと表現することもありますよね。
嫌なことがあったら言って欲しい、という意見もよく聞くけど、嫌なことをされた瞬間は、相手もそこまで気にせず許せたのかもしれない。でも幾つも重なると、そういえばあの時も嫌だった、あの時も……と過去の負の遺産を掘り返してしまうことがある。
これは友達関係でも同じことがいえると思います。
嫌われたのがどうでもいい人なら、あなたはそんなに悩まないでしょう。自分にとって大切だったり、必要だったりする人から嫌われてしまったから、悲しいのですよね?
努力したというのも、具体的に何をしたかは書いていませんが、おそらく本当だと思います。何かしら大切にする努力はしたのでしょう。ただそれは、その相手にとって積み重なったマイナスを消すまでにはいかなかったか、或いはマイナス部分とは全然違う方向性(いわゆる的外れ)だったのだと思います。
あなたの相手への洞察力や気の使い方が足りなかったのか、元々の価値観が違ったのかはわかりません。もしその相手本人に理由を聞き出すのが難しいなら、周りの人の意見を聞いてみるのもいいかもしれません。普段の接し方やLINEのやりとりなどの中に、他人から見たら明らかなマイナスになりそうな部分が何か見つかるかもしれません。