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2024年3月20日、春分の日。
文化放送(JOQR)で「キユーピーメロディホリデー」が放送された。
僕は根っからのラジオリスナーなので、毎回この番組を楽しみにしているのだ。
いま住んでいる物件、西向きの窓で、東側には背の高い建物がある関係で、AM 局のみならず FM 局もノイズが多くて、局によってはまったく受信できない。
幸い、J:COM のラジオ再送信サービスや、radiko があるから、番組を聴くことはできる。
でも、どうしても音質の面では地上波のラジオに劣る。
とくに radiko の場合は、配信時のコーデックが HE-AAC、ビットレートは 48 kbps しかないこともあって、圧縮音源独特の「高音域のシャリつき」「中音域の音の震え」が耳に付く。
J:COM の再送信サービスも、音質自体は安定していて満足してるけど、ステレオじゃなくモノラルだし、入院中にワイド FM で聴いていた綺麗な音に比べると、とくに音楽番組なんかはちょっと残念な感じ。
それでも、メロディホリデーは毎回楽しみにしているし、そもそも地上波が綺麗に受信できない環境だから、今回も J:COM の再送信サービスを使って TV と IC レコーダーをつないで録音した。
そして今回、新たな試みとして、スマホの radiko アプリで拾った音を録ってみて、あとで波形を見てみようと思い立ち、スマホのヘッドフォンジャックから IC レコーダーへ音声を入れて、録音してみた。
今回のメロディホリデーでは、井上陽水の唄う「SAKURA ドロップス」がプレイリストに入ってたから、音質チェックにはちょうどいいと思っていた。
実際に聴いてみると、「あれ、他の局より明らかに音質が良いな」と感じた。
音の拡がり、奥行き感、高音域のクリアーさ。
文化放送の音楽番組はもともと音質が良いんだけど、radiko のフォーマットに落し込んじゃうと他の番組と同じになっちゃうだろうと踏んでいたから、意外だった。
実は前の日に、bayfm の「坂本真綾 ビタミンM」をタイムフリーで聴いていて、高音域のシャリつきが酷いし坂本真綾の歌声も震えてしまっていたから、余計に「良い音」と感じたのかもしれない。
radiko 側は「コーデックは HE-AAC でビットレートは 48 kbps」と言ってるけど、実は、放送局や番組ジャンルによって多少の帯域幅の割りあて(専有域)を変更できるようになってるのかも…と思った。
昔、実際にパソコン上で radiko と同じ音質にコンバートしてみたことがあるけど、今回の井上陽水の SAKURA ドロップスを聞く限り、こちらの方がずっと音が良いし、音楽性が豊かなのだ。
ラジオのネット配信サービスのプラットフォームとしたは radiko と NHK のらじる・らじるがあるけど、らじる・らじるは radiko とはまた少し違った仕組みのようで、音作りの傾向も違う(音質重視)。
今、ラジオを一番綺麗に、しかも良い音で聴けるのは、カーオーディオしかない。それはそれでラジオリスナーとしては残念ではあるけれど、今回の井上陽水をカバーを聞いて、少し安心した。
また自分語りになっちゃったわ。