自分のための努力なんてできないけどさ、他人のための努力ならできるものじゃないか。
それで、「求められてるなら頑張ろう」って柄でもないことをしてみたり、自分にしかできないことをやるわけだ。
最初はまぁ、頑張れるさ。けど、後から不安になっちゃうんだよなぁ。「まだ自分は必要なのか」とかさ。別に必要じゃなくなってても悲しくはないんだよ。
ただ「そうだったんだ」って受け入れるだけ。それで、終わりにするだけ。それだけのことなんだよ。
でもさぁ、自分から面と向かっては言えないよな。言えるわけがない。それで「いらない」と言われたら覚悟していてもかなり傷つきそうだし、言われた相手もきっと困るよね。仮に「いらない」と思ってても、それを素直に言う奴がいるか?よほど人の気持ちがわからない奴以外は言わんだろう。あるいは、愚か可愛い素直さんとか。
つまりさ、信じるしかないんだよな。自分の価値と、相手のことを信じ続けるしかないの。けど僕にはそんなことできそうにもない。できない。できなかった。何もできなくなってしまった。「誰かのため」じゃないと頑張れない。
でもさ、責務を果たすなら頑張らなきゃいけないんだ。
それがちゃんとわかってるのに、何もしないまま言い訳してこんなところでうじうじうじうじうじ………………僕は最低だね。
けど、「もう求められてない」としたら、ここで辞めたって誰も悲しまないはずだろ?
まあ、そうであろうがなかろうが、僕が一度「やる」と決めたらそれはやらないといけないけど。約束だもん。わかってる。わかってるんだ。
たった一言でも、適当でもいいから肯定してもらえたら、それだけでやる気出るんだけどね。
私は貴方を知りません。
だから、この返事があなたのためになるかどうかは分かりません。
私は、誰かのために頑張ることができない人間です。
昔これを祖父に伝えたら、自分のために頑張らないやつが何を言っているんだと言われました。
いつも努力できない理由を探して、いつしか、努力できないことを理由に努力をしないと言う人間になりました。
私も、これがダメだとは分かっていても、明日頑張る、と今日を蔑ろにします。
こんな無責任で自分勝手な人間からの言葉です。
私はあなたの小瓶を拾えてよかったと思います。いらないかもしれませんが、私はあなたに共感しました。同じように悩む人間を見つけることができて安心しました。
あなたの小瓶は私に必要なものでした。
今夜眠りにつくために、必要なものでした。
どうかこれからも、私のような人間のために、小瓶を流してはくれないでしょうか。