気づかれてない、気づかないで、
暴くくらいなら、責めるくらいなら、
それなら、それなら……教えてくれればよかったのに、それが間違いだと。
誰も何も教えなかったくせに、今になってそれを言うの。
どこにも辛くなるところなんてないはずだったのに、いつの間にか、気がついたら溜まってただけ。
それだけなはずだった、今までできていたならできるはずだった。
なのに、一度自覚したらもうダメだった。
いっそ昔みたいに泣き喚けたなら、
少しはどうにかなったのだろうか、
もし、もしも、ここに生まれなければ、まともに生きられたのだろうか、
来ることない、過ぎたもしもを考えては落ち込んで
馬鹿だなぁってもう無理だよって言い聞かせるの。
バカはばかのままでいろ、何も見てない、聞こえないふりをしないと、じゃないといらないところで傷つくの。
何を言われても泣いちゃいけないよ。
それが一番めんどくさい