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心の死因「短編小説「

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小学校の頃からの無言の暴力、圧力
それは自分に向けられた…母から

「ねえ〇〇、そのキーホルダーかわいいね、ちょうだいよ」
―ブチッ
ランドセルにつけていたお気に入りのキーホルダー
「駄目だよ!返し…」

キーホルダーを手に持つあいつの後ろでママ友と談笑してた母が私を睨んでた

(…ああ、譲れって言ってるんだ)
「いや…なんでも無い…あげるよ」
「わーいありがとう」

母は満足したような笑みを浮かべて談笑を続けた

それからはたびたびそんな事が起きるようになった

「ねえねえそのヘアゴムかわいいね、ちょうだいよ」
「え…これは誕生日に…」

(あ…まただ…また睨んでる)
『黙ってヘアゴムをあげなさい』そう言ってるのがすぐに理解できた

「…」
「へへ、ありがとう」

ここでふと気づく
「…!?あれ、あげたキーホルダーは?ランドセルにつけてたじゃん…」

「あー…」
都合が悪そうに視線を逸らしたあとに
「ごめん、失くしちゃった」
と笑った

…笑いやがった

―そのキーホルダーかわいいね、ちょうだいよ

気づいたら私はあいつを殴ってた

「うわああああん」
あいつは声を上げて泣いた

母はあいつを慰めるママ友に必死で謝ってた
私の言い分も聞こうとせずに

帰ってから母に怒られた
「あんたねえ、なんであの子を叩いたの!どんな理由があっても叩いたら駄目でしょう!」
「でも…!」
「あんたは私の汚点よ、こんなの私の子じゃないわ、自慢できないじゃない」
爪を噛んで怒り狂う母を見た

「―…………………」

今になって理解した
母は私のことなど愛してなかった
私は母を良く見せるための装飾品、アクセサリーに過ぎなかったんだ

…そんな母を愛する義務など私にあるか?

いっそのこと心を殺そう
何も考えなくてもいいように
何も悲しまなくてもいいように
何も苦しまなくてもいいように

―パキンッ
なにかが砕ける音がした


「いつでも優しくいなさい」
―うん
「いつでも愛想よく笑顔でいなさい」
―はい
「何をされても怒らないでいなさい」
―わかった
「全てにおいて完璧でいなさい」
―わかりました
「できるわね?」
―ワカリマシタ

数十年後
ある病室の一室
年老いた母親と人形のような母親の娘がいた

「いいかい…いつでも愛想よく、おおらかに愛嬌を振りまいて、少しでも自分を良く見せるのよ…私の顔に泥を塗るようなことしないようにね…」

娘は死にきった笑顔でこたえた
「ワカリマシタ、カアサンガハジヲカカナイヨウニ、ガンバリマス」

母親は今になってようやく気づいた
―どこかでなにかを間違えた気がする

心は一度壊れてしまったら治らない
そのくせガラスより脆い
だからこそ傷つけないように、殺してしまわないように
優しく暖かく寄り添っていく必要があるのだと思う

心の死因―END
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