ひどいことをしてしまった。
償わなければいけない。
自分で解決しなくてはいけないのに、罪悪感に耐えきれなくて、親と兄弟にすがってしまった。
親も兄弟も必死で慰めてくれた。
何があっても自分たちはおまえの味方だと言ってくれた。
それでも涙が止まらない。償うのが怖い。ちょっとでも自由に考える時間があると、恐怖と不安に押しつぶされそうになる。
結局自分の弱さとの戦いだ。
周りがこんなに思ってくれているのに、信じきれなくて、自分が嫌だ。
いつか自分一人になる。そのときにこういうトラブルがまた、もしも、起きたとしたら、自分は耐えられるだろうか。
自信がない。
どうしよう。どうしよう。どうしよう。不安が消えない。
でも死ぬ勇気もないし死んだらますます迷惑をかける。
どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。気が狂いそうだ。