価値…、価値か。
意味や価値は人の中で産まれる。
とりわけ、人と人との間で産まれやすく思う。
まるで、淡水と海水が混じる、汽水域のように、人と人との間には意味が湧き起こる。
もしくは、川の流れの中にある石が削られ、丸くなっていくその様か、はたまた荒野に転がりまとまり続ける枯れ草や雪原の雪玉か。
感情もそうだ。
人と人とは言ったが、要は、内外、自他だ。
記憶の中の人間も他に含めるとすれば、感情すらも間から産まれるものなのだと当てはまる事さえ出来る。
まあ、他があったからこそ、記憶に人が残る訳で、それは惰性のようなものなのだろうか。
己が分裂し、増殖したようなものが、あるいは己の一部が形を変えたものが、その感情なのかもしれない、などと空想する。
感情や思考を通して出る、意味も、価値も、その己の一部なのではないか、と。
己とはどこにあるのか。自己とは何なのか。
恐らく、俺の思考の永遠のテーマとなるであろうものだ。
ある人間は魂と呼ぶ。
この肉体と共にある精神、心の事をそう呼んでいるのかは解らないが、そういったものらしい。
信念、志、情、これらが己の、自己としての肉体であるという考え方に変わりはないが、やはり物理的な肉体も己の一部、あるいは己が物理的な肉体の一部でもある。
精神と肉体…、人間が解りやすいように、認識しやすいように言葉の枠組みを設け、分けたのだろう事は推測できるが、どちらも同じものの一側面…なのだろうか?
いや、確かにそれぞれ、機能としての違いが、間違いなくある。
物理的な身体は、理性を司っている訳ではないように感じるし、精神の根本や、精神としての自己が、本能を司っているようには感じない。
何年か…遠い昔に書いたような気もするが、精神(神経系や、中枢神経系)と肉体は別々の機能、役割を持って動いている訳で、その間にあるものが自己ではないのかという疑問。
であるならば、自己とは精神と肉体の働きによって産まれている「流れの一部」のような存在なのだろうか。
まるで時の流れそのもののような…、相対的な感覚のするものだ。
110953通目の宛名のないメール
小瓶主の返事あり
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お返事が届いています
あ、お返事どうも。
グェッへ(笑い声)、またまた、上手いお世辞を〜。
具体的には褒められポイントがよく解らんのでピンとは来ませんが、素晴らしいと言われれば嬉しくもあるので、そこはあんがとよ。
何となく思いついた事をメモ代わりに小瓶へ詰めて流したものなので、お返事が来るとも思っておらず…、こちらこそ、しょうもない事あれこれ書いたものへ、態々お返事してくださったのがありがたい。
(しょうもなかろうがなんだろうが、そうと思いつつも言葉を送ろうとしてくれた所というのか)
簡単に端折って説明しようとしてみると…
「他との関わりによって大体の人生の中身である、一瞬一瞬の価値や意味が織りなされているのでは」
→「もしかしてその価値や意味が自己形成の元なんじゃね?」
→「感情やら思考やらから出て来る訳だし、意味や価値って自分自身の一部なんじゃね?」
→「己ってなんなんだろう」
→「物理的な化学反応やら細胞や細菌なんかの活動で起きてる一連の流れとかなんじゃね?」
…って感じのが大体です、はい。
まあ、せっかく拾ってもらった事もあるので、もう少し書かせて頂けるのなら。
この小瓶を拾ってもらって、俺がお返事などから意味を感じた事こそが、「意味や価値は人と人との間で産まれやすく思う」的に書いた部分の本質なのよ。
(そんな大した事ではない)
嬉しいとか、お返事を返してみよう、と思ってる事こそが、意味や価値なのだというか。
(一通目さん的には、一通目さんがお返事を送ろうとした事自体が「意味」、「意義」な訳だろうし)
大体の意味や価値って、人間関係(自他の関わりによる出来事)で出てくるしさ。
そんで、自分の思いって、言葉にする事…、誰かに伝えようとする事で少しずつ、はっきりしてこないだろうかね?
思った事が自分自身の一部とすれば、自分自身を知る為には、誰か別の考え方との接触によって、よりはっきりしてくるのではないか、と考えられる。(それに加えて変化もする)
言ってしまえば、この小瓶の文章に良さを感じるのは、あなた自身がそれだけ素敵な感性を持っているという事でもある。
(感性が動いたから、「感性がある」と認識できる。丁度、鏡でも使わなければ、自分の目で、自分の目を見る事が出来ないように、己の感性を己だけで知る事は無理がある)
他に、例えばメモを書いたとして、自分がその時に解っていた事が、後々読み返すと、重要な文脈が抜けていたりで何言ってんのか解らなかったり。
要は、違う視点から文章を見ると、全然意味が伝わらなかったり、肝心な部分(あるいは伝えたい事)が頭の中に置き去りになってしまっていたりする訳よ。
だから、他者に伝えようとするとなれば、それだけの分、己がはっきりしてくるし、自己形成にも繋がる。
(クリエイターの目線に通じるものがあるかもしれん)
言い換えれば、他者の視点を受け入れる事で、別の角度から物事(この場合は己)を見る事が出来るという。
自分自身の一部である思いを、形にして表そうとするのだから、事実はどうだか知らないが、そう考えると自然な事ではある。
ネットリテラシーだとか、色々気を付けたい事もあるけど、要は「日々の行動が自分自身を作っている」訳ですかな。
心から思いやりを持って接しようとする人は、当然そのような一面を持ちますし、心から暴言ばかり吐いているとそのような一面を持つ事になるという。
…まあ、小瓶文中では言葉が抽象的だったり、この返事では多かったり小難しいだけで、当たり前っちゃ当たり前の、普段何気なく行っている事でっせ。
とにかくは、こんな妄想を垂れ流す事で、多少なり誰かの暇つぶしになったのなら幸いですかね。
(↑という意味を付けている、というオチ)
科学的でありながら文学的でもありとても素晴らしい文章ですね。私は理解力も語彙力もないのでしょうもない感想しか伝えられないのですがひとまず……言葉選びにとてもセンスを感じました。素敵!
烏羽さんの他の小瓶
やっと解った。俺自身が生きている意味も、生きる為の意味も。真剣に考えてから、何年経ったかは解らんし、そこまで興味もない。自分を守るために…その方法を、探していた
これは毒だ。この小瓶に詰めるのは、人によってはかなり辛い毒だ。俺が言えた事じゃないが、自他の区切りが付けられる人以外には、あまり読んで欲しくない
以下はまだお返事がない小瓶です。お返事をしてあげると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。
太りやすい体質なんです。何でわかってもらえないの。
感情をコントロールできなくて、学校行きたくない。そして社会と人間が大っ嫌い。
同級生に子供扱いされた
不安……一度失敗しちゃってるから、今も失敗してるんじゃないかって
デリカシー皆無な兄がうざい
数ヶ月ほど前に駅前で仏教系のお話が耳に入り、どうしても引っかかったので小瓶を流します。人さまのご意見募集。
Conductor Behind The Scenes[プロロー グ]
たまたま繋がれた縁をひとつ切ることになった。これで切ってもいいのか考えたけど、そもそも人間関係だから、私だけが繋いでおこうとしても無理な話
標語11
怒られるんじゃないかってすごく怖い
誕生日 雨猫-Amane-の詩1
自分が憎い 自分の気持ち悪さに吐き気がして止まらない 自分の腐った醜さに反吐が出る
黎
生きてるだけで迷惑で他人に害しか与えない人間の皮被ったゴミなんていらないでしょ
久しぶりのマチルダ先輩に励まされた今日この頃。 最善を尽くすのも大事だけれど、取り敢えずマシになればいっか、って思える。 というかもう11年前なのか。 時の流れが怖い。