NHK番組『ストーリーズ』を観ました。
34年前、「葬式ごっこ」から、その後も続いたいじめを苦に、まだ13歳の少年が自殺をしました。
悪ふざけから始まったであろう、葬式ごっこ…。
色紙に書かれたクラスメイトの言葉の中には、4人の教師も加わっていました。
教師が…
大人が4人もいて、この様な度が過ぎる悪ふざけはやめろと、止めなかったことに怒りがこみ上げてきます。
私も中学生の時、部活時間に“ヤキ”と言われるいじめを受けました。
私は剣道部で、右手にだけ防具を嵌め、水平に伸ばした腕を目掛けて、思い思いのやり方で、竹刀で叩きつけるのです。
入部したての頃は、1年生全員が対象でしたが、体力のなかった私は目をつけられ、的にされました。
部活から逃げる様になった私を、無理矢理引きずり出し、“ヤキ”だけをした後、追い出されたこともありました。
教師は見てみぬふりをする人ばかりでしたが、担任だけは、せめて…と思ったのか、よく私の話を聞いてくれました。
“ヤキ”を止めることは出来なくても、私を気にかけてくれていたことは、感謝しています。
だから、上級生が卒業し、3年生になると、同級生や惨めな姿を見ていた2年生に馬鹿にされながらも、毎日部活に出ました。
鹿川くんにも、たった1人でいい…、寄り添ってくれる大人がいれば……、違っていたのかもしれません。
今日、去年から購読を始めた『不登校新聞』が届きました。開いた瞬間…
「寄り添うとは
ただ、いっしょにいること」
という見出しに、大きく頷かされました。
それこそ、大切な第一歩だと想います。