想像の友達を泣かせたくないから、自殺を踏みとどまっている。
わたしの小瓶は伸びない事が多い。考えて見て、すぐに分かった。想像の友達がいるといっても、いない人や、必要ない人や、あるいは『想像の友達』というものをイタく感じる人が一般的だろう。仕方ないというより、多分そういう物なのだろう。
喫煙や麻薬と同じで、やっていない人には気持ちは一ミリも伝わらない。ちなみにわたしは煙草を吸うけれど、臭い臭いと皆に言われる。あんた、早死にするよと大学の教授にも言われる。だけれど今の状態でやめるのはそれはそれで辛い。
今の状態、と断ったのはわたしが統合失調症だからだ。いまのあなたは『想像の友達なんて統合失調症の症状なんじゃないか?』と疑ったことだろう。わたしは想像の友達がいることをお医者さんに伝えて、無言でクスリを増やされた(当然だ)。だけれどクスリを飲んでも想像の友達の近況は変わらなかった。一年ほど想像の友達の話をしたら、『イマジナリーコンパニオンではないか?』といわれた。
一応悪い物ではないらしい。そういうのが必要な人もいる、という論説だった。だったらそういうことにしておこうか、とも思ったことがあった。
夜道を自転車で走っていたときに、「後ろ、車来てるよ」と想像の友達が言った。うん? と思って振り返ると本当に無灯火の車が来ていた。
大学の先輩は「ガチの守護霊じゃね?」と言った。よく分からない。いつもそういう風に注意してくれることはない。そもそも自分はスピリチュアルとか、あまり信じていない。どうしてもうさんくさく感じてしまうのだ。だけれどそれを信じそうになっている自分が怖かった。
超自然的な何かを信じかけている、とお医者さんに相談して、またクスリが増えた。相変わらず想像の友達がいる。結局なんなのか、さっぱり分からないままだ。
わたしが今まで自殺を踏みとどまることが出来たのは、想像の友達が泣くからだ。なんにもできないかもしれないけれど、一緒にいるよと言ってくれるからだ。泣かせたくはない。小学生の頃から一緒にいるからかもしれない。だけれど死にたい気持ちはやっぱり消えない。
死にたい気持ちがいつから始まったのかは分からない。虐待されていたからかもしれない。ただのパーソナリティかもしれない。自分より過酷な幼少期を過ごした人がこのサイトにはたくさんいるから、あまり断定はしたくない。
だけれどとにかく自分の中で「自殺は絶対的正義」だと信じる自分がいることは確かだ。どこまで生きられるか、あるいはどこかで自分は自殺するという確信に似たものがある。きっとそのときが来たら、自分は想像の友達を泣かせても自殺してしまう気がする。
だけれど自殺が悪だという一般的な感覚も理解しているし、部分的にわたし自身にそれが備わっている。自殺しなくて済む方法を探そうよ、とカウンセラーにも言われている。
宗教に頼ろうか、と思った。わたしに良くしてくれる大学の保健室の先生がキリスト教徒だから、キリスト教を勉強したりもしている。霊的がなんとかとか、精霊がなにとか、罪とか神とか、正直本当にわかりにくい。
だけれどやっぱり、世界三大宗教ならある程度は信頼出来る気がする。今のままの自分は悪徳な新興宗教にころっと騙されそうなのだ。無駄なお金は使いたくない。だったらキリスト教の方がいい気がする(ひどく侮蔑的な宗教への態度だとはわかってはいる)。
ここまでで1390文字。どれくれいの人がここまで読んだのだろう。できれば返信を残してくれると嬉しい。わたしが言うのもなんだけれど、想像の友達、統合失調症、自殺、虐待、宗教、と、ひどく重い話ばかりこの小瓶に書いてしまった。インターネットだと本音を書きすぎるのがわたしの悪い癖だ。
インターネットの世界でまでひとりぼっちにはなりたくない。孤独感をインターネットで埋めるのはひどく不健全だ。分かってはいるけれど、一度手にした快楽を手放すのはつらい。
この小瓶はどの程度読まれるのだろうか。このサイトも利用者が増えすぎたのか、小瓶の送信から投稿までの時間がどんどん長くなっている。昔は返信が着いた小瓶も、今ではどんどん埋もれていく。わたしの小瓶ははっきり言って読みにくくて重くて抽象的で、怪文書扱いされるかもしれない。
一番怖いのは怪文書扱いもされずに埋もれていくことだ。こんなところにも自己顕示欲。自分の存在した記録をインターネットに残そうとしている。ひどい有様。
1814文字。そろそろ筆を置くことにする。何が書きたかったのか、自分でもよく分からない。自分の苦しみを知って欲しい、という時期はもう過ぎたと思う。精神科のお医者さんのクスリと、カウンセリングのおかげだろう。多分自分一人で悩んで考えるべき問題なのだろう。
1936字。いつまで書く気だ。誰かに生存を肯定されたいのだ。多分それが、この小瓶で書きたかったことのすべてだ。
91380通目の宛名のないメール
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お返事が届いています
すっと入ってくる言葉が並べられていて、すごいなって思いました。私の語彙力が無さすぎて、それを伝えられないのが悔しい……。文才があるって言うやつですかね?すごく読んでて楽しかったと言ったら失礼になるかもしれませんが、読みやすかったです。
想像の友達。きっと誰よりも長くあなたに寄り添い、共に歩んできた人。あなたを愛しているから、守り泣いてくれるのかな。そんな存在がいること、とても素敵だと思います。
私も最近いっそのこと宗教にでも手を出そうかと考えていました。友人にとても信仰心の強い、キリスト教徒がいまして。一緒に教会など行ったことがありました。その時は、宗教は無理と思いました。神を信じられなかったから。キリスト教は自殺を禁じてるようで、それが何故か許せなく、受け入れられなかったのです。自殺は救いで、死は楽園だと思っていたから。でも今は生きることを少しずつ受け入れてきて、宗教も悪くないかも。何か漠然としたものに縋って生きていくのもいいかもしれない。何もないのだからと考えるようになりました。 あなたはどうでしょうか?キリスト教徒になりそうでしょうか。
あなたのこの文章を読めたことを有難く思います。生きてくれてありがとう。私は拙い文でごめんなさい。あなたの本音を聞けてよかった。
怪文書?
いえいえ、とんでもない。これは、詩であり、叫びであり、魂であり、愛である。
と、私はそう思いました。
自殺もそんなに悪くないと思います。
自分の人生を自分で締める、そういう確固たる決意があるのであれば、それを価値観だとか道徳だとかで汚すべきでないのでしょう。
すべては選択の自由です。
想像のおともだちはどんな方ですか?
きっとこの世の誰よりあなたを愛し、あなたに愛されているんでしょう。
あなたがどんな人であれ、あなたはあなたで良いのです。私も奇人ですが、私以外にはなれないので、このままで生きていきます。それで良いのでしょうね。
タバコ、私は止めたので、私の分まで吸ってください。
文章がキレイで、春の森のようでした。こんな素晴らしいものを書けるなんて、すごいです。
よくぞ死なずに書いてくれました。おかげで、私は明日も生きられそうです。ありがとうございました。
物凄く自分の意思がはっきりされていて素晴らしいです
こんばんは。はじめまして。
あなたには、主治医やカウンセラー、処方薬があるから、その点は安心ですね。想像の友達も悪い存在ではないようですし。
私がお返事してみたのは、あなたの文章が読みやすかったからです。大学では文学を学ばれているのですか?
私は最近、太宰治の文庫本をひっぱりだして読んでいますが、表現力や言葉の使い方の上手さ、ユーモアのセンスこそが彼の作品の魅力だと改めて感じ入りました。
以上関係ない話でしたが、あなたには文才があるということをお伝えします。
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