ずっと後悔している。
もっと親孝行すればよかったと。
結婚をして子宝に恵まれ母ちゃんにそんな俺を見せることができず。
自分の生きている意味の無さを。
もっと母ちゃんの足のマッサージしてあげればよかったな。
母ちゃんが殺してと言った時に迷わずに殺してあげればよかった。
意識がなくなるまでの母ちゃんの苦しい顔がずっと頭の中に焼き付いている。
俺はまた元気になると思って
弱音吐かずにがんばれ。
また一緒に美味しいもの食べようって。
また元気になると思ってた。
あんなに苦しんでいくなら母ちゃんが願ったように殺してあげればよかった。
一緒にしんであげればよかった。
死にたいけど死ねない。死ねないけど死にたい。
生き続ける毎日が悲しくて苦痛しかない。
お母さんは、病気で辛いあまりに殺してほしいと言ったんでしょうけども、それは辛さから逃れたいから言ったにすぎず、小瓶主さんを殺人犯にするつもりはなかったと思います。
だから、殺さなくて良かったと思います。
お母さんは、小瓶主さんが一緒に死んでくれるより、小瓶主さんの人生を生きてくれる事を願っていたと思います。
私も治らない病気がありますが、子供に一緒に死んでほしいとは思いませんので。
私は、死んだら子供の守護霊になって、子供をそっと見守り、助けられる力があるなら助けたいと思っています。
小瓶主さんのお母さんは、小瓶主さんの守護霊になっているかも知れません。
振り向いたら、ちょっと斜め上ぐらいにお母さんが笑ってるかも知れません。
だから、生きてほしいです。