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君は私にとって「短編小説」

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いつまで、こんな生活が、続くのだろうか
もう嫌だよ
でもそんなこと、誰にも

わからないのに

私は、多分そろそろ天使になる
いつも同じ景色を見て
新しい発見なんてなくて
そんな人生を死ぬまで送るんだ、って そう思ってた
シロクロの世界で、平面のままで、何もかもモザイクがかかったままで
生きて、何もしないで死ぬんだと思ってた

けど、私の人生に色をつけたのは 初めてできた親友 キミだった 私より重い病気にかかって この病院に来たのに 明るくてポジティブで 眩しかった
キミは私にとって
華やかさを出す
眩しさを出す
立体感を出す
絵の具だった

覚えてる?6月、初めてあった時のこと
私がピアノを弾いていたから、話しかけてくれたんだよね
褒められるなんて初めてで、びっくりしたなあ

7月にはスイカを食べた
キミの口の周りが真っ赤になって、二人で笑ったよね

8月は、二人で読書が多かったかな
同じ恋愛ものが好きで 話が合って盛り上がった

他にもあるけど全部言い切れない

それでも全部、全部 キミがいたから 楽しかったよ

この三ヶ月間 改めて振り返ると いい三ヶ月間だったなあ
…でもごめん……私はもう行くね
…え?……大丈夫だよ、そんなこと言わないで。確かに私もキミがいないと生きられないけど、
キミなら生きていける そう信じてるから 私だってまだ生きたいし、死ぬのは怖いよ
でも、天使が呼んでるんだ、ごめんね 私以外にも、親友作ってね、また紹介してよ
……じゃあ。
「…あり…が、とう…」
私は、涙でぬれた目を閉じた。

加奈が生まれて初めて、そして人生最後に言った言葉は、「ありがとう」だった。
(…………そんなの、こちらこそ、だよ)
加奈は、私の初めての最高の親友だった。
喉の病気で、生まれた時から声が出なくて…最後の、最後で…無理して……
…嫌だよ、もっと一緒にいたい…!
不登校だった私に、楽しみをくれたのは、私の人生に華を飾ってくれたのは、加奈なのに。
キミがあの時ピアノを弾いていなかったら、私たちは親友になれなかった。
本当に、キミのおかげだ。
それに病気が治ったら、ピアノ一緒に習おう、って、約束したのに……
「……そんなの……なしだよ……」
私は動けず床に崩れ落ちた。
看護師さんや医師が慌ただしく走っていく中、部屋の隅っこに縮まっていた。

あれから10年。
病気と闘いながら、私はピアニストになった。 色々なコンクールで優勝し、世界的なピアニストになった。
でも、来世にまだ仕事がある。
医師になること、だ。
彼女、加奈が言ってた。
「ねえ加奈、大人になったら、何になる?」
(大人になったら?…うーん)
『ぴあにすと、いしゃ』
メモに書かれたその言葉が、私は忘れられなかった。
だから、来世は。

「医者になろうかな」

その言葉は、青空高くに吸い込まれていった。
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