つい昨日、推しが結婚を発表した。某事務所のグループのFCメールでのことだった。
一度も情報が流れることなく、完全に隠れた末の結婚だった。誰も知らなかった。相方は知っていたのかもしれないけど、これを書いている今はまだ何もコメントはない。
私にとって初めてできた三次元の推しだった。同じ世界に生き同じ時間に生きる人だった。初めてCDや円盤を全種類予約して買い、現地に足を運んだ特別なグループだった。結婚してもしなくても幸せになってくれればいいななんて思っていた。
実際に発表を見たときは「おめでとう!」とハイテンションで祝っていた。いつも一緒にコンサートに行く連れにすぐにラインを送り盛り上がっていた。
しかし時間が経つにつれ、どうにももやもやした気持ちが湧き上がる。嫌悪ではない。嫉妬でもない。ただ煮え切らねー!って気持ちがすこしだけ存在した。
その時初めて、推しアイドルに結婚してほしくないオタクたちの気持ちがちょっとだけわかった気がする。
別にリア恋しているわけでも一生独身でいてほしいわけでもないんだけれど、なんとなく処理しきれない気持ちが生まれる。
それはきっと時間とともに解決するし、いつかそんなこと言ってたな~なんて笑い飛ばせる日が来るんだろうけれど、それに苛まれている最中のいまの私はそれなりにしんどい。苦しいとまでは言わんが。
推しの結婚にダメージ受ける側の人間だったんだなぁってことにダメージを受けつつ、メールの重要なお知らせが解散じゃなかったことを噛み締めて生きていこう。
まだもうひとり結婚する可能性があるしその時もまたダメージを受けるかもしれないけれど。
ふたりがそこに存在しふたりでステージに立ち続けてくれるなら、結婚で受けるダメージなんて知れたものだ。