宛メを見ていると、あたしって嫌な人の要素の寄せ集めみたいだなって思う。自分の存在を否定したい訳じゃない。でも、きっとあたしのような人間は、受け入れられ難いのでしょう。
・・・小瓶の中の手紙を読む
小瓶主さんからのお返事
ルルー
うさぎさんうさぎさん
貴方ってとっても優しいのね。
でもね、あたし、圧倒的な猫派なの。
だからおともは大丈夫よ。
なんて冗談はさて置きまして。
確かにあたし、群れるのは嫌い。
自分以外には縛られたくないの。
あたしが「うさぎさん」と呼ばれていた高校時代は、いつも本を読んだりノートの端に小説を書いたりして、幻想の世界にダイブしていたわ。
だから、窓もあまりよく見てないかも。
みんなから嫌われている人なんて、実はいないのかもね。
あたし自身も、本当は嫌われていないと思う。
多分あたしのことを知らない人の方が多いだろうし。
でも、何でかな。突然、自分が独りぼっちになってしまったような、そんな悪夢に取り憑かれてしまったの。
ありがとう、うさぎさん。
同じく少数派の極みのようなあたし、
うさぎさんに出会えて良かったわ。