自分で命を断つと、彼と同じところには行けない。
そう信じて、この真っ暗闇の毎日を、灰色の毎日をひたすら耐えてる。
人はいずれ死ぬ。
私もいずれ死ぬ。
急いで彼のところに行かなくても、いずれ行ける。
分かってる。
彼がくれたたくさんのメールを読み返してる。
一緒に生きよう。
ずっと大切にするよ。
幸せだよ。
こんなに幸せでいいのかなって不安がる私に、いいんだよ、と優しく言った彼。
助けてあげたかった。
何年入院しても闘病してもいいから、一緒にいたかった。
私が病気だったら良かったのに。
私が死ねたら良かったのに。
死んだのが、私だったら、彼は悲しんでくれたのかな。