みんなと変わらないぐらいからピアノ始めて、毎日何時間と練習してるけど全然だめ。もう指が痛いです。休日は半日ぐらいやりこんでた

1日何時間も練習出来るのも才能だと思います。
泣きながらも続けて偉いです。
私も音楽学校でピアノやってるけど、嫌になって泣き始めちゃうとやめちゃうから。

年齢的にはもうジジイにさしかかってるいい歳したオッサンです。
プロではないけど、長年音楽をやってきたので音楽のことはそこそこ分かります。
そして、まだバアさんにはさしかかっていない、私より一回り若い美人（？）のピアノの先生をリーダーとする、数名からなる音楽仲間の一味でもあります。

その中で私は、

・ピアノ
・アルトサックス
・うた
・オリジナル曲（作曲／編曲）

を自分の担当としています。

取り上げる楽曲のジャンルは、歌謡曲・演歌・映画音楽・ミュージカルといった、まあ何でもありですけどポピュラー系がほとんどですね。

メンバーはもうみんないい歳をしたオッサン・オバハンですが、皆それぞれ何かしらの音楽経験者なので、自分にムチ打つことも知ってるし、リーダーである一番若い女性のピアノの先生からも怒られたり強制的な特訓をさせられたりといったことはありません。

まあ言ってみれば、各自の向上心を前提として和気あいあいな雰囲気の音楽活動が何年も続いてます。
（毎年クリスマスにはその先生主催のディナーショー的な発表会コンサートがあり、それも大きなモチベーションになっています）
大袈裟に言えば、音楽そのものと音楽仲間を生涯の友として人生歩んでいける理想的な完成形の１つとさえ思っています。

で、ちょっと自慢みたいになっちゃうんですけど、ぶっちゃけ実践に生かせる音楽的な知識とか理論的なことが結構わかってるのがリーダーのピアノの先生と私。

なんでかっていうと、ピアノをやってるからなんです。
１００％ではないけれど、和音を奏でる楽器が扱えることは音楽をやる上ではかなりの強みです。
その中でもピアノは圧倒的に有利。
音大やそういう系の学校に進んだとして、そこで勉強する和声学や作曲法との関連効果が大きいのも、多くの場合ピアノです。

あなたが今どれ位の過程で苦しんでいるのかはわかりません。
ツェルニーやブルグミューラーみたいなまだ浅瀬レベルなのか、あるいはひたすらハノン!!
･･･みたいに腹筋や腕立てみたいな苦しいトレーニング中心なのか、あるいはモーツァルトやベートーベンみたいな中堅モノ？ショパンやリストみたいな超難易度高い系？

もしそういった、一般的にはちょっと馴染みにくいとされるクラシック一辺倒のためにモチベーションが持続できず、それが苦痛の一因となっているなら、先生に相談してもう少しポップス寄りのものに変えてもらうようにするとかいったことも全然アリだと思います。（先生の指導スタイルや方針によっては受け入れてもらえない可能性もありますが･･･）

あるいはオススメしませんが、思い切って一旦音楽をやめてみるのも、自分にとって音楽がどういう存在なのかを見つめ直す機会にはなると思います。音楽に限らず、一旦やめてみて少し間を置いて再開したら案外スンナリできたなんてことも世の中にはよくありますからね。
ただ、一時的に離れるのはアリですが、完全に音楽と縁を断つのは物凄く勿体ないことだと思います。
何かを身につける上で苦しい思いを伴うのは、音楽に限らずよくあることだから。
その代わり、その辛さを乗り越えたときにはきっと「やってて良かった」と思える何かを得てるものです。

･･･とまあ、なんだかあなたのお悩みへの回答ではなく、ベラベラと偉そうに自分語りしてしまったような気もしますが、あなたなりに少しでもヒントになりそうなことを「いいとこ取り」して貰えれば嬉しく思います。

泣きながら、よくがんばったね。
手を痛めないように、休んでね。
休みながら、いろんな音源を聴くのもいいかも。
楽しかったはずのピアノが楽しくなくなるのって
つらいよね。

指が痛くなるまで練習、休日に半日も練習するなんて、それだけでもすごいよ。
いつのまにか「ピアノを弾くこと」が「周りと比較すること」にすりかわってしまったのかも、もしそうだとしたら楽しくなくなるね。
泣かなくても大丈夫。
上達が遅いんじゃなくて、体に無理な力が入っていたり、
何か原因があるはず。
腕の使い方をちゃんと説明してくれるような先生を探してもらうのもひとつの手段かもしれない。
自分を責めないで、腕や手を痛めないように少し休んでね。
すごくがんばってきたんだからね。
「空港ピアノ」とかテレビでやってるね。
いろんな人が、いろんな曲をその人なりに自由に弾いているのを見たら、気が楽になれるかも。
自分は自分でいいんだなって少しでも思って楽になってほしいです。