夏休み前のこと。
上の娘が中学生になり、下の息子も小学4年生になって、帰る時間が遅くなったし、少しだが手がかからなくなったので、仕事を探すことにした。
家事もあるし、色々不審者の情報を近所で聞いているし、旦那様は勤務時間不規則で帰りが夜中のことがあるし、休みも不規則なので、昼間での仕事で、主婦・子育て家庭歓迎、残業なしだっていう求人を見つけ、応募した。
いざ、行ってみたら、昼過ぎまで仕事してほしい(事実上残業)と言われた。
そして、通勤時間が一時間かかると伝えると、
「一時間かかって通勤して、こちらの仕事をこなせるわけがない」
と言われ…
上の娘が部活の大会で一日留守のこともあるので、その時下の息子は一人で長時間家にいることを怖がる(うっかり出てしまった不動産会社のセールスが、後日インターホンを鳴らして、うちの名字をさんづけで連呼しながらドアを叩き続けた時に家にいた)から、昼過ぎまでの勤務は無理だと答えたら、そこの社長(女性)から、
「そんなの、
『遅くなるけど御免ね♪(←こんな言い方)』
って、お金おいて行って、何か買わせたらいいんじゃないですか?
うちはそうしてますよ。
ちゃんと留守番していますし。
だって小学4年生でしょ?
それくらい出来るでしょ?」
そりゃ小さい時からお母さんが仕事をしていることに慣れている、そちらのお子さんならそれでもいいでしょう。
そう思って…
「でも、うちの子供は怖がりです。
それについて認めて、ゆっくりゆっくり、色んなことが大丈夫だと分からせて行くべきだと思ってます」
と答えたら、面接終了、不採用になった。
帰りながら、
私は息子を甘やかしているのだろうか?
と考えた。
息子は慎重なだけなのに。
慎重に慎重に、色んなことを覚えて、ちゃんと出来ることもある。
だけど、色々ある世の中だから、怖いこともいっぱいある。
それに対して、いつも起こることではないし、防衛方法はちゃんとあることを分かって、理解して、納得するのは、時間がかかると思う。
それをすぐに出来るようになれ、ってのは何か違うような気がする。
娘は娘で、病気で夏バテを起こしやすく、自分の体を動かすことが精一杯になり、息子の世話を見れないこともある。
そんな娘に、無理にでも、息子の面倒を見ろ、と言うべきなのだろうか?
病気だということで甘やかしているのだろうか?
弁当を作っておけばいい、と言われればそうだけど、息子は電子レンジも誰かに頼らないと使えない。
娘の調子が良い時ならば、やってくれるだろうし、使い方を聞けば親切に教えるだろう。
そうでない時は娘は何も出来なくなるから、息子は使えないし、娘はご飯をあまり食べられず眠ってしまうので、一人で冷たいお弁当を食べるのは嫌だし、怖いようだ。
それでも、やっぱり一人で、冷たいお弁当を食べられる方がいいのだろうか?
社長さんのお子さんみたいに、母親の帰りを黙って待って、自分でコンビニかどこかでご飯買ってきて、家で大人しく食べる子の方がいいのだろうか?
社長さんのお子さんはとても聞き分けがいい子なのだろうけど、それでいいのだろうか?
それぞれ、子供に個性があるのに、それぞれの家庭で色々事情があるのに(旦那様の実家は子供の面倒を見ないと言ったら、旦那様は面倒を見られないんですか?的なことも言われた)それを否定して、子育て家庭歓迎、って何なんだろう?
不採用になったことに対しては別にいいけど、一ヶ月以上経っても何だかモヤモヤする。
うまく書けたか分からないし…
色々と書き足りない、説明不足のところがあるかもしれないですが…
この気持ち、分かってください。