私には思い出しただけでもイライラしてしまうほど大っ嫌いな人がいる。
最初はちょっと個性的だなぁと思う程度で嫌いというわけではなかった。むしろ今後お互いのことを知り仲良くなっていければと思っていた。
けれど、かれこれ1年ほど経つだろうか。
あいつの本性が徐々に露になってきた。
あいつは自分がこうしたいっていう思いがあれば人の迷惑は関係ない。むしろ自分が迷惑かけているという自覚がない。あいつは独特な世界観を持っていてとても厄介だ。これでも精一杯オブラートに包んだ言い方をしているつもりだ。ハッキリ言えばあいつはとにかく非常識でおかしな奴だ。
とにかく私はあいつが大っ嫌いだ。
私が死ぬか、あいつが死ぬか。とにかくあいつと縁をきりたい。私は別に生きている価値のある人間ではないけれど今の私にはやり遂げなければいけないことがあるから死ねない。だからあいつが死んでほしい。もし私が先に死んだら全てがあいつの思うがままだ。そんなことは決してあってはならない。
こんなこと言ってはいけないということはわかっている。わかってはいるけれどもお願いだから今すぐいなくなってくれないか。