暗闇にいると安心する。
静寂に包まれていると落ち着く。
今はひとりだと教えてくれるから。
暗闇にひとり座り込む。
行き場を失った怒りが収まっていく。
怒りという感情が暴走を始める。
これでみんなに当たらずに済むと安心する。
どうしようもない気持ちが自分を攻めたてる。
これでもう大丈夫だと。
あぁもうダメだ、耐えられないと。
死を望む私は。
生に縋りつく俺は。
今日も冷たい部屋でひとり朝を待つ。
どうか、今日こそはいい子でいられますように。
あぁ、それでもきっと。
俺は明日も人を傷つけるんだろう。
あぁ、なんて汚れた生き物なんだ。
だからもう、誰も近づかないで。
誰も俺を照らさないで。
このまま闇に消えてしまいたい。
俺を拒絶してくれないなら。
いっそ俺から離れてください。
なんて。