そして、諸々の手続きを終えて、係員の女性が「じゃあクルマ出してきますね~」と言ってカウンターから離れていった。
2~3分待っている間に「お一人様ひとつどうぞ」と POP が付いたカゴを発見。
その中にはレンタカー会社のノベルティが入っていた。巻取り式の USB 充電ケーブル。折角なので一つもらっていった。
そうこうしているうちに、クルマの準備ができており、停車スペースを見ると...
なんと、レヴォーグの STI Sport が鎮座しているではないか! しかも車体色はセラミックホワイト。うーん、カッコいいね。
(いま販売されているのは STI Sport EX で「アイサイトX」が装備されている)
二代目レヴォーグが登場してすぐに試乗させてもらったけど、初代のAタイプのようなガッチガチの足回りじゃなかったから、乗り心地については STI Sport といえども快適性重視なんだろうな、と。
ミラーを調整して、エアコンを弱めに入れ、無段階調整のパワーシートでドライビングポジションもばっちり。
DMS(ドライバー・モニタリング・システム)も登録。
スマホを Bluetooth 接続して、音楽が入った USB メモリを差し込んだら、準備万端。いざ出発!
実家のインプレッサスポーツの純正タイヤ(ブリヂストン トランザ T001・SUBARU チューン)は、雨の日の急制動にはガッツリと食いつく割に、ドライグリップはお世辞にも良いとは言えなかったし、とにかくヒビ割れが進むのが速くて2万キロしか保たなかった。
リプレイスタイヤとして、値上げ前のギリギリのタイミングで、ミシュランの PILOT SPORT 4 を履かせたら、まあ別のクルマかと思うほどに走りの性格が変わった。
一部では「(以前の PILOT SPORT)3に比べてダルな感じになった」とか言われてる4だけど、3と比べてない僕としては、「いや、スポーツタイヤってこうだよね」って思ったもん。
スポーツタイヤの何が良いって、やっぱり回頭性の良さ。それはいくらステアリングが軽くて、指一本で回せてしまうようなクルマであってもそう。トヨタのヤリスとかね。
もしかしたら日本一、ステアフィールが不安定(と思われる)でセンターの据わりも悪いプロボックスでも変わるかも知れない。
最小限の操舵でノーズがスッと向きを変えるスマートさ。つづら折りのカーブで大きくステアリングを切るときの高揚感。
たまらないね。クルマに興味関心ない人には残念ながら伝わらない感覚だけど、こういうのを「クオリア」って呼ぶんだろう。
最近はドイツ車でも軽いステアフィールが流行で、特に日本のドライバーは電動パワステのアシスト量が多いクルマを好むらしい。
僕は真逆なので、ヤリスだろうがマツダ2だろうが、フィットだろうが、「あーーーー退屈」としか思えないんだけどさ。
悪いけど、アクアとか、プリウスとか、視野に入ってない。もう十分に HEV の普及の役割を果たし尽くしただろう。
ありゃ単なる移動手段、もしくはタクシーのように、リヤシートに乗せてもらうクルマだ。ドライバーズ・カーじゃない。
実家のクルマを買い替えるのに、インプレッサスポーツにするか XV にするかで迷ってた時期があってね。
実のところ、三代目の SUBARU XV に試乗したときも「はぁ...なんて退屈なクルマなんだ!」と感じたんだよね。
あと、大径タイヤのせいもあるのかも知れないけど、車両の遮音性能がイマイチで、ロードノイズが大きかった。
同乗者の意見も「これは無いね」で全員一致、XV は候補から外すことにした。
クロストレックにはまだ乗ってないけど、たぶん傾向としてはあんまり変わってないんじゃないかと思う。