憎むより愛せ
というから愛そうと思ってるんだけど
全く愛せない
気持ち悪い
身も心も傷ついた私に数々の言葉を吐いたあの人を
自分がトップになるからと言って辞めさせようとしたあの人を
それを悪いと全く思ってなかったあの人を
私の善意を、思いやりをボロボロにしたあの人を
どう愛せというのだろうか
私が悪いのは分かってる
あの人を選んでしまった私が全て悪い
変わってしまった私が悪い
病んだ心を癒すのではなく、もう誰も私を傷つけないでと攻撃的になったのは私が私をコントロールできなかった私が悪い
過去と現実を混同した私が悪い
二重人格、と言われて怒って否定したけど
今は受け入れる
私の人格は1つじゃなかったね
あの人の言う通り
言われた言葉、言われても仕方ないのは私だから
私が悪いと心から思う
けど愛すことはできない
自分を愛すこともできない
私のもつ記憶はおぞましい記憶
忘れたくても忘れてはならない記憶
思い出すと深い悲しみと痛みや怒り
「パパがごめんね」と笑う子供たち
思い出すと私を変えてしまう
だからどうしても愛すことはできない
あの人には幸せになってほしいとは思う
病んだ心の人のケアは大変だったと思う
逃げたくて当然
怖いと思って当然
離れたから幸せだと思う
だからこれからも関わらない
幸せになってほしいと思ってるから
もう1人の私が目覚めないように
それがあの人にできる唯一の私にできること
思い出す前に
私がまたコントロールできなくなる前に
死んで消えてしまいたい
憎しみも悲しみも消えなくていいから
あの人のいない所に行かせて
私の寿命をこれから生きる子たちへ
届きますように