私には好きな人がいる。
その人はとても素敵な女性で、私から見たら非の打ちどころがないように見える。
常に周りの人のことを気遣うことができる優しさ、悩みを聞いてくれているときのあの暖かさ、どんなことも否定せず認めて応援してくれる寛大さ、美味しい物を食べた時にとても幸せそうに笑う純粋さ。日々のことを楽しそうに話す明るさ。
彼女の良いところをあげはじめたらキリがない。
それにしてもこんなにも彼女のいいところがスラスラ書けるとは我ながらどんだけ好きなんだ…笑
けれど人間どんな時も優しく明るく生きられるわけではないと思っている。
どんなに優しい人でも他人を尊重できないほど余裕のない時はあるだろうし、明るい人にも暗くなってしまう時があるはずだ。
彼女は底抜けに優しくて真面目で責任感も強いから、つらい時でも常に明るく他人に優しく振舞おうとするだろう。
私はそんな彼女が愚痴を言ったり、弱音を吐く姿を見てみたい。
私の前でだけはいいところだけじゃなくて悪いところを見せてほしい。
人間欠点があってこそ魅力的だ。
以前とある人のエッセイで、「○○だから好き、は恋。○○なのに好き、は愛」と読んでハッとした。
良いところはたくさん知っている。
今度は欠点を知ってもっと貴方への「恋」を「愛」に変えたい。
こんなの貴方を想うひとりの男性が願うわがままに過ぎない。
それでもいつか貴方の隣で貴方の欠点に愛を伝えられる人になりたい。