明日がなければ良かった。
突然思ってしまった。
全部空っぽになってしまえばいいのに。
リセットボタンがあればいいのに。
突然サクッと殺されちゃいたい。
まだ14の癖、何言ってるのか、自分でも思う。
明日はきっと、
授業があって、部活があって、家もある。
ただ、その一つ一つが面倒臭いと思った。
明日も、また明日も、やらなくてはならない。
一つ一つやって行かなくてはならない。
休憩なんてない。
みっちりと詰まった生活だと思う。
いい事として捉えれば、
「充実している」と言うのだろう。
けど、
朝起きたらすぐに学校で
授業受けて、
部活行って、
塾があって、
飯とお風呂で、
寝て。
ざっくりとしているようで、細かい。
嫌いな授業だってある。
委員会がある。
今度の行事の実行委員だってある。
部活は怒られないように何時も気を張っている。
家では家族に「それやって」「これやって」と言われる。
分かっている。私以外の人だって疲れているのだ。
でも、何故、面倒だと思うの分からない。
24時間の1時間の1分。
その1つでもなければどれだけ嬉しいと思えるだろう。
休みたい。休憩したい。
1ヶ月なんて言わない。1日、半日でもいい。
ただ、何にもない日がほしい。時間が欲しい。
私の話を聞いてくれる人が欲しい。
いつからだろう。誰にも自分の悩みを喋らなくなったのは。
小学校に上がって、
友達とバラバラになって、
親友が他の子に奪われて。
「泣いていいんだよ。」
「味方だよ。」
と随分前に聞いて、大泣きした。
いつの話かもう忘れてしまった。
習い事もない。誰もいない時間。
それの最後はいつだったのだろう。
母に休みたいと言いたいけど、母は何時もこんなことを言う。
「あなたは何時も元気だから、きっと大丈夫。学校楽しいでしょうし。」
うん、楽しいよ。
それしか言えない。
楽しいのは事実。
でも、本当は休みたいなんて言えない。
心配なんてかけられない。
14歳まだまだ、ズル休みぐらいしたって許される。
そんなお返事を貰ったことがある。
ありがたいお返事だが、
私にとっては厚くて高くて難しいものに思えた。
私が弱いのが悪いのだろう。
明日がなければなぁ、
いや、
こんな我儘で、勇気もなくて、弱い私なんて、
初めから居ない方が良かったのだ。
私はもうどうしようもないのだろうか。