まただ。
また同じ事をやった、人を困らせた。
貴方だけは、失いたくなかった。やっと見つけた私の光だったのに。
失うわけにはいかないから、適切な距離を保って、あまり近づかないようにしていたはずなのに。
目の前に救いがあるかもしれないと思うと、脆弱な理性は消えてしまう。
頼ってしまった。
その時は相手も私を何とか許容してたみたいだけど、もうだめなのかな。
あれだけ自分に「距離を保て」と言い聞かせてきたのに、全然だめだった。
この依存体質、どうにかならないか。
他者との距離の取り方が極端すぎる。
自分の中に境界線みたいなのがあって、その中にいる人間と外にいる人間のどっちかしかいない。
外側の人間に対してはとても警戒する、信用しない、関わりたくない。
中にいる人間とは、いつでも一緒にいたい、何でも話せる。
でも、ふと思う。私は、ただ誰かに頼りたい、自分を受け止めてもらいたいだけじゃないのか。
中にいる人に対しては、お役に立ちたいと思っているけど、どちらかというと何かあった時に「頼りたい…」と思う方が多い気がする。
普通は持ちつ持たれつみたいな関係になるんだろうけど、私の場合はバランスがおかしい気がする。
ただ単に私の能力が低いからか、その人達が凄すぎるだけなのか。
自分の境界線の内側に入る条件みたいなものは、まだよく分かっていない。
でも確かな事もある。
自分を助けてくれた人、もしくはその人と一緒にいる人、それか自分と関わる事が多い人。
自分にとって害がないか、助けてくれるのかで判断してるのかな。
そうだとしたら、私ってすごく嫌な奴に見える。
他者が自分に何かしてくれる事が条件なんて。人間不信もあるだろうけど。
昔、こういう側面を指摘してくれた人が「捨て猫みたいになっちゃってる」と例えていた。
すこしばかりの優しさを貰っただけで、勘違いをしてしまった。
あの人は優しいから、私がわがままになったその時は対応してくれたけど、今は分からない。
今のままでは、また誰かにもたれすぎて相手をだめにしてしまう。
変わるか、もしくは1人になるか。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
この喪失感になんとかケリを着けたいと思います。