スマホゲーム「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」の子守の魔女について考察していきたいと思います。
まず、この手紙を読む前に注意事項です。
まどマギにおいて、魔法少年の存在についてアリ派とナシ派に分かれると思います。
私は魔法少年アリ派なので、「まどマギの世界に魔法少年はいる」という前提で書かせていただきます。
そのため、魔法少年ナシ派でまどマギに魔法少年がいるのは生理的に無理と言う方は、閲覧をご遠慮ください。
それでは、子守の魔女について、考察します。
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とある町に、あまり裕福ではない夢見がちな少女がいました。
少女は素敵な男性との出逢いを夢見ながら、穏やかに慎ましく暮らしていました。
ある日、少女は魔女結界の中に迷い込んでしまいます。
使い魔に襲われそうになった時、何者かが使い魔を撃退しました。
「大丈夫かい?」
少年は少女の手を取りました。彼は慣れた手つきで魔女を撃破した後、自己紹介をしました。
キュゥべえと契約をした魔法少年である彼は、魔法少女や魔法少年、そして魔女について簡単に説明します。
少女にも魔法少女としての素質があるので、キュゥべえの姿を確認できるのでした。キュゥべえはこう言いました。
「僕と契約して、魔法少女になってよ!」
少女は魔法少女になるための願い事を決められずにいたので、魔法少女にはなりませんでした。
その代わり、少女は魔法少年の魔女退治に付き合うことになりました。
2人はやがて恋仲となり…そして一線を越えました。
ふかふかのベッドの上で抱き合ったまま、魔法少年は言いました。
「子供ができたら一緒に暮らそう」
少女は同年代の少女に比べ性の知識もありませんでした。
そのため、少女はその言葉について理解できませんでした。
しかし、魔法少年は少女に自分の赤ちゃんを産んでもらうつもりでした。
それから数日後、少女はいつものように魔法少年の魔女退治に同伴していました。
少女は「彼ならこの魔女を倒せる」と思った瞬間、魔法少年は無惨に殺されてしまいました。
あまりの出来事に絶望する少女に、キュゥべえは契約して魔法少女になるよう言います。
その時、別の魔法少女が現れ、魔女を撃破したのです。
その出来事以来、少女は魔法少女の夢を諦めました。
しばらく経った後、少女の身体には変化がありました。生理が何ヶ月も来ていないのです。
心配になって病院を受診すると、妊娠していたのです。
魔法少年の忘れ形見を身ごもっている少女は、子供を産んで育てられるか自信がありませんでした。
「親になるには若過ぎる」とも言われてしまい、子供の父親でもある魔法少年は「妊娠させておいて自分だけ行方不明になるなんて無責任」だとも言われました。
「彼は好きで無責任なことをしたわけじゃない!」
少女は叫びました。
「…赤ちゃんが生まれても、お父さんが生きていなかったら意味がない」
少女は泣きました。この時、初めて魔法少年があの時に言った言葉の意味を理解しました。
魔法少年はいつ死ぬかわからない戦いに身を投じていたから、恋人だった少女が寂しくないように子供を託したのです。
しかし少女は子供の顔を見たら、自分の目の前で死んだ恋人を思い出してしまうのではないかと不安になりました。
「赤ちゃんを産まない選択」をできると知った少女は、病院に行きました。
しかし、本人だけでなく赤ちゃんの父親の同意も必要でしたが、魔法少年は死亡しており、表向きは行方不明扱いになっているので無理です。そもそも、中絶には高額の費用がかかります。
途方に暮れた少女の前にキュゥべえが現れます。少女は言いました。
「お腹の赤ちゃんを消して欲しい。だから、私を魔法少女にして!」
少女は魔法少女となりました。
それでしばらく後悔はありませんでしたが数ヶ月経った頃のことでした。
最愛の人との約束すら守れず、生まれるはずだった子供の命すら無駄にした自分に絶望した少女は、絶望して魔女になりました。