人間は、それぞれの視点で遊んでいる。
転落は、それまでの価値観やしがらみからの解放でもある。
転落という価値観を持っていた自分に気づける。
上下、優劣。
自分は上だと思い込み、見下ろしていた傲りに気づける。
山の上の方にいるつもりだった自分に気づける。
転落は、幸運な者に与えられるギフトとも言える。
身分やスペックと呼ばれるものが
何の価値も持たなくなりつつあるのは
今の権力者や資産家達の生き様を見れば明らかで
これからは、心の有り様が全てになる。
能力、スペック、お金は全く関係なくなり、趣味のひとつとなっていく。
ただひたすらに心が純粋で透明な人達が
どんどん世界を牽引するように
ただ存在するだけで
周囲の人々を浄化し、開花させていく時代になっている。
曇りのない心の有り様、存在のみが
資産や価値になりつつある。
ピラミッドが逆さまになってきた。
経済や権力のピラミッドの上層部の人達の大多数、どんどん貧しさ(人柄＝資産)が露呈している。
そしていずれ、ピラミッドは崩れ、消える。
優劣をつけ、ビクビクと周りを伺い
見上げたり、見下ろしたりする世界は
消えていく。
一人一人の優しさが違うように
一人一人の正義も違う。
正義は幻。
戦いを起こし共喰いさせるために
作られた号令。
戦いは
支配したいもの同士
優劣の世界をこよなく愛するもの同士の
生殖行為。
怒りと悲しみの炎に薪をくべ、次世代の戦いの種を残す。
平和を願うなら
戦わず、相手を否定せず
でも従わず
自分の命の歓びを感じる事を
静かにやり続ける。
従うとは、保身とは
優劣の世界に生きる事を意味する。
ひたすらに、自分を生きる。
自分が救えるのは、自分だけだと知る。
自分とは、宇宙そのものだと知る。
一人一人が責任を持ち
嘘偽りない、曇りのない自分を生きるだけで
その存在に触れた周囲は、自然に救われていく。
腹立たしい対象、哀れに見える対象を
どうにかしたくて苦しむことで
気をまぎらわしている時ではない。
それは支配欲求や劣等感の表出。
向き合うべきは、目の前の問題ではなく
それを問題と捉えてしまう自身の心。
自分の心の純粋な泉を掘りすすめるだけ。
その道中で出会う者達と
その瞬間の出会いと歓びをわかちあうだけ。
この瞬間を心から楽しみ生きる自分の姿が
結果的に多くを救う。
