欲張りなだけだ。
ここまで終わったら、何か美味しいものでも食べに行こうよ。
貴女がそう言ってくれた。
それなのに。
まだ悲しいままだ。
もっと特別になりたい気持ちが強すぎて。
一緒にって、、側にいたいって
もっともっとって。
こんなに仲良くしてくれているのに
まだ足りないなんて。
私だけを見て、好きになってほしいなんて
そんなの無理なのに。
いまだって
職場のオフィスに通してくれて
一緒に仕事をさせてくれて
下らないことに付き合ってくれて
仕事で助けてくれて
欲しいものを買ってきてくれて
ライブに一緒に来てくれて
ごはんも食べに行ってくれた
いったい何が悲しいのだろう
携帯の番号しか知らないから
ラインは教えてもらえない
休みの日は当たり前だけど会えない
旅行にも一緒にはいかれない
ほしい答えはもらえない
そんな当たり前の事。
ハードルが高いことなんだから
少しずつで良いはず
仲良くしてくれてる
今幸せなはず。
なのに、
私と同じ好きじゃないだけで
毎日泣いて、
わたしじゃダメなんだって
一緒にいたい
心がつぶれそう。
彼女を手にいれたいのだ。
それではいけない。
彼女は望んでいないのだから。
彼女が大切なら
私はいない方がいいのだ。
向こうは距離感を大事にしたい。
当たり前の事だ。
わたしのわがままなんだ。
好きな人に好かれない
いつも羨ましく見てる。
幸せそうな、お互いを選びあった人たちを。
わたしは選ばれたりしない
一度
わたしの好きな人が
私の好きよりも私を好きになってくれる
そんな幸せなことが、起こればいいのに。
貴女は自由な人だから
私の幼い我儘なんて、
報われないのだろうな
傍にいたい
抱き締めたい
いってらっしゃい
ただいま
おいしいね
たのしいね
一緒にいこう
手を繋いで
一緒に寝る
ただそれだけを望む。
いつまでも いつまでも
貴女といられたら。
貴女が私を好きになってくれたら
そんな幸せ
私には、遠すぎる。