ね、神様。
人間から言葉を奪って。
そしたらもっと幸せだったと思わない？
きっと森とか山とか海の近くで、動物みたいに暮らせていたと思うの。
こんなバカみたいなコンクリートの建物とか、たくさん作らなかったし、お金だって生まれなかったわよ。
人間にとって一番不要だったものって言葉だと思うわ。
名前のない小瓶
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お返事が届いています
ななしさん
「はじめに言葉ありき。
言葉は神と共にあり、言葉は神であった。
言葉は神と共にあった。
万物は言葉によって成り、言葉によらず成ったものはひとつもなかった。
言葉の内に命があり、命は人を照らす光であった。
その光は闇の中で輝き、闇が光に打ち勝つことはなかった。」
言霊…
言葉には魂が宿る、どころじゃない。
言葉は世界そのものだ。
ななしさん
動物の暮らしって幸せですか？
縄張り争いとか、子孫繁栄の為の伴侶をめぐる争いが、人間とどう違うでしょう？
人間は自然を壊した、確かにそうです。
しかしそれは一方で、生存争いに勝ったということ。
絶滅した動物、住みかを追われた動物は、人間のような高度な技術、文化を作れなかった為に衰退したのです。
これが良いこととは言いません。
たた、戦うというのは、生きる限り付きまとうもの。だから例えばゴキブリに負けたら、ゴキブリまみれの生活です。家を作る技術が無かったら自然にもてあそばれるだけ。雨風に震え日差しにやかれ続けるのです。
私はそんなのはごめんです。
馬鹿みたいなコンクリートの建物は、様々な分野の専門家が編み出した技術の結晶です。
お金は消費や物流のしがらみを解消した発明品です。
それらが作られる過程で、言葉は例えようもなく大きな役割を果たしたと思います。
あなた自身が、この小瓶で証明しています。自分の気持ちを表現できることの重大さを
何か人間に絶望することがあった。
あなたはその原因が言葉だと思った。
そしてこんなものは要らないと思った。
あなたがそう思考回路を働かせることが出来たのは、言葉があったからです。
言葉がなければ、あなたはモヤモヤする感情を誰にも伝えられず、共有も出来ず、また私がこうしてお返事を書くことも出来なかったはずです。
何かが悪くなるとしたら、それは言葉が悪いのではなくて、使う人間が悪い。
そして何かが間違っていたなら、それを正していくことが出来るのも言葉だと思います。
ななしさん
動物みたいに暮らせれば幸せかと言われればそうでもない。
動物の世界を甘く見すぎ。
まりちゃん
言葉があるから、欲が生まれるってわけではないからねぇ。
人間は理性がある。
故に、本能だけでは生きていない動物。
私は、理性故に、本能とは違う、損得勘定を持ってしまう
煩悩が内蔵された生き物だと思います。
そういう生き物なのねーと、
ある意味認めた上で、さてどうすんの？
したいことしていこうぜ！とか
かなーと。
寓話的な創作ぽい小瓶にも思えたから
まじめに書いて、なんだか申し訳なかったけど
前提に違和感があったので、何となくお返事。
ななしさん
意思疎通の手段が変わるだけで変わらないんじゃね？
それか意思疎通出来なくなってもっと悪くなりそう。
ななしさん
なんかあったか？
ななしさん
最初から無いならまだしも、今から奪ったらもっと酷いことになりそうだけどね。
ななしさん
過去を嘆いても仕方ない。
だいじなのは未来。
今えがく理想を捨てずに生きてれば、コンクリートを森に戻せる日がきっとくる。
言葉もお金も、
すてきな使い方も、
そうでない使い方もできる。
それは、私たち一人一人の選択。
神様は、私たち一人一人の中にいるよ。
叶えるのも、奪うのも、自分しだい。
自然と共に生きる暮らしを望む仲間より。
ななしさん
人間の欲望は言葉に支えられてるらしい。それに言葉は人を生かしたり殺したりすると思う。心無い言葉でなぜ心が傷つくかと言ったらやっぱり言葉は気持ちを伝えるものの一つだからかな。ほら言霊と言うでしょ。って事は魂が入ってるんじゃない？
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