拝啓、この手紙を読んで頂いた貴方へ。
これは私の心の言葉です。
自分の要領の悪さに絶望した日。同僚からの叱責と周囲からの嘲り混じりの言葉に苛まれ、苦しみ悶えながら、歯を食い縛る。
自分の不器用さを嘆いた日。当たり前の事が出来ずに自分の情けなさに呆れ、他人から出来ないことがわからないと困惑された際の情けなさ。
本当は人が好きなのに口下手さと不器用さ、そして不注意さから他人から嫌われ、相手にされず、ただ他人が楽しそうに話しているのを押し黙って聞く日々。
誰もここから連れ出してくれないのは分かりきっている。この思いを吐露した所で余計相手にされなくなるのは理解している。
だけど、だけども。それでもこの心の痛みを、凍てつく様な冷たさとゾッとする様な鋭さで突き刺さる刃の感触を、どうか一度吐き出すのを許して欲しい。
痛いって言わせて。助けてとは言わないから。
泣きそうだって言わせて。涙は流せないれども。
許してって言わせて。許さなくても構わないから。
どうか、私のために私が祈ることを止めないで。
この中の文章には私にしみる言葉が沢山ありました。
本当は人が好きなのに押し黙って聞く日々とのこと、そこの環境が悪いのかも。
職場に居合わせた人がたまたま心無い人が集まってしまったり、力を持っている人が心無い人で、伝播してそういった空気を作っている場合は好転することはなかなかない。
奴らの生きやすいように作られた世界では生きづらいままなはずです。
それから飛び出した私は今は穏やかに生きれています。
あの日私があちら側には行けないのだろうなと羨ましく思った人々のように周囲の人と雑談を挟みながら仕事ができています。冷たい視線や突き刺さるような言葉からの痛みはもう無縁です。お給料は下がりボーナスはないけど…。
自分が自分でいることは大切なことです。
どこで生きるか、どこに属するのか決めていいんです。
もし可能ならそういった道もあるのではとそれを伝えたかったのでお返事をしました。
自分のために自分で祈ることをやめず、何かしら改善される道が開けることを祈ります。