昨夜、何を思ったのか
お母さんの日記をすこしだけ覗いてしまった。
忙しいスケジュールがギュッと詰まった日記。
お母さんは真面目で、きちんと計画を立てて生活する人だから、分間隔でやることが書き出されていた。
11年前の日記も、棚に並べられていた。
僕が幼稚園の頃のことだ。
僕が妹の手を引き、上の子らしくリードして歩く姿が微笑ましいと書かれていた。
妹とお揃いのストラップをカバンに付けてもらっていたらしく、上機嫌だったそうだ。
この日記をみたとき、ホッコリした。
いつもお母さんとはぶつかってばかりだった。
僕とお母さんは性格がよく似ていたから
ぶつかることはしょっちゅう。
しかも問題児の僕はお母さんに迷惑かけまくり。
いつも手を焼かせていた思い出もあった。
反省はしていたけど、どうしても人間関係が上手くいかないから、何度もトラブルを起こしていたっけ。
そしてある一冊の日記に。
「○○(僕)が問題を起こすのは、私がイライラを○○にぶつけてしまうからだ」
お母さんは、僕が問題を起こすのは自分のせいだと、書いていた。
僕は衝撃を受けてその場に固まってしまった。
僕が問題を起こすのは僕のせいであって、お母さんのせいでは無いのだ。
確かに、昔から他の兄弟よりは、お母さんは僕を嫌っているのかと思うくらいに八つ当たりされ続けて来て、一時期お母さんが怖かった。
本当のお母さんじゃないとまで疑った。
だけど、僕らはすごく似ていた。
顔つきも、体質も、すべて。
親子以外のなにものでもないことは明らかだった。
それが昔はつらかった。
本当のお母さんじゃないとわかったなら、気持ちが少しでも楽になるのに。
こんなに僕ばかりが八つ当たりなんかされなくていいのに、他の兄弟みたいに愛されたのに。
そう思っていた。
だけど、それは、僕が問題ばかり起こす原因ではないと自分で思っている。
どんなことがあっても、僕を産んでくれたお母さんに間違いないから、自分のお母さんのせいにするなんてことは僕には出来ない。
僕はいま、精神疾患を患い学校は休学中。
だから毎日お母さんと家で過ごしている。
お母さんには、なかなか伝えられないけど、
いつか言葉にして感謝の気持ちを、しっかりと伝えようと思っています。
つまらない独り言を、
最後まで読んでくれた方ありがとうございます。
【小瓶主さんからお返事きたよ】
小瓶主です。
4名様、こんな小瓶に、
お返事をくださって
本当にありがとうございます。
感動しています…!
あれから数日が経ちましたが
お母さんとたくさん会話し、
ちょっぴり恥ずかしかったけれど、
お互いに気持ちを伝え合うことが出来ました。
本当に、親は偉大だとおもいます。
親は、どんなことがあっても
子供のことを一番に
思ってくれていると僕は感じます。
僕の周りでも、
自分の両親をバカにしたり
心ない言葉を発するクラスメイトがいますが
そういう言葉をきくと本当に
心が痛みます。
まだ親になったことがないけれど、
親の大変さはみていてわかります。
子供だって大変なんだぞ!
と、そのクラスメイトはいいます。
確かに、子供は子供で大変かもしれない。
けど親は、もう子供の大変さを味わってきて
大人になってるわけだから、
親の方が大変に決まってますよね…
お母さんの日記って、
ほんとうに愛がつまった本だと
僕は思いましたね…
僕も、涙が止まりませんでした。
僕が精神病になってしまってから
お母さんといる時間が増え、
知らなかったこともたくさん知って、
お互いもっと深く知ることができて
良かったと思ってます。
これからもお母さんを大切に
していきます。(o^-^o)