今晩は、いつもお世話になり有難うございます。
今回は、賭博漫画として有名な『カイジ』シリーズとその取り上げられ方について、疑問に思った点がありますので、それらについて書かせて頂きたいと思います。
すみません、かなり私の独断とワガママが入っております…
この漫画の主人公・カイジは、アルバイト先の後輩・古畑が作った借金の連帯保証人になり、
その古畑が一銭も返済せず行方をくらました事がきっかけで、莫大な額の借金を背負わされるのですが…
1990年代後半に発売されたこの漫画の名言録の本でも、
2010年代前半に発売された、この漫画を元に、経済について解説した本でも、
連帯保証人を引き受けてしまったカイジの甘さに、非があるというように書いていたのを見ましたが、
その原因を作った、同じアルバイト先の後輩の残酷さと没義道ぶりに触れた本を、私は見つけることが出来ませんでした…
(被害者側の人々に冷たく、加害者側に甘ったるい風潮が、ごく最近まで続いていたんだな!)
私は”元を正せば、悪いのは、自分で借金作って、連帯保証人に全てその借金と利子を押し付けて逃げた、ずるい無責任な古畑やろ!!”
と思うのですが…
(繰り返しになってすみません)それだけ、加害者側がやりたい放題出来て、野放しと言っても良い状況で、
被害者側が鞭打たれなければいけないような時代が、私がオバサンになってからのごく最近の時代になっても
続いていたんだと思うと、ものすごく戦慄する。
連帯保証人制度なんて言う、こんな古代社会レベルの制度(私の若い頃は、連帯保証人になった者は、債務者の借りた額に加え、その返済すべき利子も、無制限に背負わされると規定されていたが…考えただけで悍ましいし、恐ろしいわ。全身から血の気が引いて来る)
が、しつこく存続しているなんて、本当おかしいよ。
加害者に甘くて優しくて、被害者に冷酷で無邪気にサディスティックなこの国
(2024年の今は、大幅に改善されているだろうが、私は、あまりに遅きに失したと思わずにいられない)に普通に生きていたら、
どんどん人間の質が悪くなって歪んで腐っていくし、冷血動物になって行く気がする。
それを防ぐには、もう並大抵じゃない苦しい抵抗が要るし、何もない状況におれるのは、決して当たり前じゃないんだ。
ここまで読んで下さり、有難うございました。