今日は、いつもお世話になり有難うございます。
私が以前働いていた会社でのことです。
・部下へのいじめが横行し、パワハラをする社員が野放しにされている
そこでは、作業中の、精神疾患を抱えた弱い立場の先輩を蹴ったり、仕事上の指示をするだけなのに、脅迫まがいの言葉の暴力で追い詰めたり、
部下のちょっとした些細なミスを、暴力団まがいの、脅すような大きな罵声で貶めたりする社員がいた。（仮に「X」とする）
またXは、車の中で、部下の間違いを、ネチネチと、締め上げるように、部下を追い詰めて、委縮させ雁字搦めにしてしまうような口調で、責め立てていた。
こんなの、車の中だから、逃げ場なんかないよ… 私は後ろで見ていたが、凄く苦しかった。何も言えなくて、申し訳なかった…
あまりこんな事は言いたくないが、被害者への「ゆすり」の場面のように思えた。
御蔭で車の中の雰囲気が、重く暗く淀んでしまっていた。
仕事前だから、明るく元気ハツラツに！とまでは行かなくても、せめて穏やかに気持ちよく、雰囲気を壊さないように出来ないのか…？とも思った。
今思い出しても気分悪い。暑い中、必死で頑張ろうとしてくれている部下なのに、まるで奴隷のように扱って来ようとする。
Xには、ヘドロのようなオーラが漂っていた。
誰もXの事を、注意したり指摘したりしなかった。社長でさえもだ。
私風情が言うのもあれだが、活気も未来も無いというオーラが、あの会社内には渦巻いていた…
・あるタワーマンションでの清掃作業
入社して間もなく、私は先輩方と一緒に、あるタワーマンションのベランダ際で清掃作業をする事になった。
きちんとした指示もされず、早々と動くように指示されたが、十何階と言う高さのベランダ際で、手すりに巻かれた養生材を
剥がしていく際、
先輩から「もっと早く動け」と言われた。でも、非常に強い風が吹いていて、地面も滑り易く、
一歩間違えれば足を踏み外して、転落死するのが怖かったため、臆病者な私は、ゆっくりとしか進むことが出来なかった。
生きた心地がしなくて、ものすごい恐怖で発狂寸前だった。
今その時を思い出しても、よく生きて帰れた事だと、命の危険と隣り合わせだったことを思って、戦慄と安堵が、交互に襲ってくる。
・私があまり嬉しく無い、ゴシップまがいの話題で盛り上がろうとする周囲の人々
ある男性の先輩と、私とをカップルに見立てて、くっつけたがるのが、一時期流行っていた。
社長や周りの先輩方が、以前ギター演奏での掛け合いで一世を風靡した某お笑いコンビをもじって、
”「○○（男性先輩の名前）アンド●●（私の名前）」というのはどうだ”と言われ、内心困惑してしまった。
私を誰かとくっつけて、カップルに見立ててイジるなんて、どう反応していいか、分からなかった…
・社用車に乗っている最中にもかかわらず、社員の方の色々なマナー違反を目にしてしまった
ある時は社用車で高速道路を走行中、ある先輩が車窓から煙草の灰を捨てるのを見て、ものすごく驚いた。
煙草の灰って、かなり熱そうだし、万が一、後ろを走る車のフロントガラスに当たったりしたら、また自動二輪者に乗って走っている人に当たったりしたら、危ないのでは…？
あとコンビニエンスストアの障害者用駐車スペースに、社用車を停めた事に、衝撃を受けてしまった。駄目なのでは…？
・仕事請負先の企業が、公害を起こしても、被害者の方々の救済に消極的な大企業だった
その大企業の敷地内での作業では、色々と散々な目に遭った。一緒に作業していた先輩が、手すりを持って階段を移動しなかったという理由で、
その場面を「盗撮」された上に、自分の会社の上司を通して、連帯責任で指摘を受ける羽目になった。
また私たち末端の作業員には、事前に何の細かな指示も無く（服装や持ち物、その大企業の敷地内での移動等）、重要事項も知らされなかった。
私達末端作業員は、まるで人間扱いされていなかった。
”こんな酷い会社、あるか”と思って、スマートフォンで情報を調べてみたら、
公害を起こして、しかも被害者の方々の救済には消極的で、メディアからも監視されている事を知り、ものすごくゾッとした。
大企業とは言え、こんな会社と取引していたのかと、まともな会社とは取引できないから、こんな悪名高い公害企業と関わっていたのかと、ひどい衝撃を受けた。
本当に、公害被害者の方々は、平穏に、苦しみから解放されて欲しいと思う。
被害者の方々に冷淡であるのなら、私達への処遇も、当然粗末になるだろう、と思わずにいられなかった。
・社員の負担軽減に大変役立つはずのITツールを、決して取り入れない社長
この会社は事務員さんを雇用せず、出勤簿は、社員側が自分で、
日付、その日乗った車の車種、同行者の名前、出向先の建物又は会社名を、一々細かく、一つも間違えずに記録を付けなければならなかった。
日中の厚い中での、熱中症のリスクさえある中での、苛酷な屋外作業や肉体労働で、もうクタクタに疲れ果てているのに、
その上書類を細かく記録して仕上げなければいけないなんて、苦痛でしかない…
事務員さんを雇い入れて、勤怠管理システム等のITツールで一元管理した方が、絶対効率も良いし、きっと生産性も上がるんでないかと思うのだが、
社長は何故か、事務員さんを雇い入れなかったし、便利なITツールを導入しようともしなかった。
本当に、何でなんだろうって、思う…
・コロコロ変わる指示、「後出しジャンケン」での指示
結局私がその会社を辞めてから、お給料を受け取りに、わざわざその会社に行かなければならなかった。
私は、お給料は、振り込んでくれた方が有難かったのだが…
その際、Nさんという社員の方を通して、ある日の午後いきなり、その日の夜に来るように言われたので、驚いたが、出かける準備をして行った。
しかし行きの電車に乗っている途中、Nさんの携帯から、いきなり、入社時に手渡した研修資料を持ってくるように指示された。（恐らく、指示の発信の大元は社長）
私は寝耳に水で、混乱してしまった。そんな事、初めの電話の時に、まとめて言ってくれれば良かったのに…
連絡事項がコロコロ変わられると、私も対応に、非常に困ってしまう…
資料を取りに帰っていたら、約束の時間に間に合わなくなってしまうので、結局次の日の朝にお会いする事をお約束した。
（コロコロ変わる指示、何か物事が始まってからの「後出しジャンケン」での指示は、この会社では本当に日常茶飯事だった。
この時の事で、人を無意味に振り回さないで欲しい、人のお金や時間を浪費させないで欲しいと、ものすごく思った）
私は帰宅して、棚を探したがなかなか見つからず、顔面蒼白になって焦ってしまった。
そのような中、強制的に法外な借金を背負わされるんじゃないかと、底知れない恐怖が込み上げて来た。
探し続けた末に、結局研修資料が見つかって、本当にホッとした。
次の日、会社に行き、Nさんからお給料を頂いた時も、胸を撫で下ろしたい気持ちだった。
さらに驚く事は、この会社が、よく名前を知られた無料求人情報誌に乗っていたという事だった…
世の中、どれだけ恐ろしいんだ…
ここまで読んで下さり、有難うございました。
