過去の私へ。
少しは楽になりましたか。頑張って、正気を保っていますか。
あなたがされていることは、「過干渉、ネグレクト、親のサンドバックとカウンセリング」で
今の時代では、立派に「心理的虐待」という名称がついています。
でも、あなたの周りでは聞いてくれる人もいないだろうし、相談窓口もしょうもないひとばかりだから
誰かを頼るのはやめたほうがいいかもしれません。
あなたはそろそろ、親に憎しみや恨み、そうして殺意を向けられていることを自覚した頃でしょうか。
逃げてください。
20歳代になっても、親から入れられた恐怖の記憶は消せていません。
今でも、鏡を見ると涙が出るし
綺麗な服やお化粧に抵抗があります。
「どうしてそんなに自分を犠牲にするの」と友人や大事な人に言われるけれど
きっと今のあなたならわかるよね。
ちょうどその頃かな。受験のために、ストレッチしたり、運動したり
体の面からも成果を出しやすい自分になろうと努力するあなたを、
母親が必死に邪魔してきているのは。
辛かったよね。
自分を大事にしろ、と口先だけで言って
いざその行動をしようとすれば、全力で邪魔してくる
もうその頃には、金銭面の脅しだけじゃなく
ストーキングとか、見張りとか実力行使に出てくる頃だよね。
頑張ってるよ、あなたは偉いよ
だからどうか、線路に飛び込むのだけはもう少し待ってください
今の私は、まだ苦しいこともたくさんあるけれど
会話の通じる友人が、たくさんできたよ
今あなたの周りにいる、一方的にあなたをカウンセラーとか毒吐きの壺みたいに扱う輩じゃなくて
心配したり、声から体調を知ろうとしてくれたり
苦しいときはお互い様だよって相談に乗ってくれたり
こちらも、元気のあるときにだけそれに応えたりみたいな
あなたがずっと夢見ていた人間関係に近いものが、ようやく手に入ったよ
だからどうか負けないでください
邪魔してくる人間より、少しでも楽にしてくれる先生たちを
少しくらい迷惑かけてもいいから頼って生きて
耳が悪くなったら病院にいくんだよ。
それストレス性のやつだから、ほっとくと吐き気とか出てきて大変なのよ、
あと、予備校にもいい友達がいるから
適当に親を避けて(めちゃめちゃ難しいだろうけど)、適当なこと言って逃げ出して
なんとか命だけ、保ってくれたら
あとは私がなんとかするから。
ごめんね。もっと早く見切りつけられなくて
馬鹿だよね、私達。助けてくれもしない親を盲信して。
今でも私、そういうとこあるからさ
また信じちゃいけない人信じてひどい目に遭いかけたけど
少しは、マシなところにこられたよ
それに、あなたは何も悪くないよ
だって、本当に大切にされたことがなかったら
信じていい人かそうじゃない人かも、わかんないよね。
今でもわかんないよ、それでも生きてるし
…もしできそうだったら、とっととそんな家は捨てて
早くこっちにおいでよ。
今でも、苦しいけど
でも、その時のあなたよりはだいぶマシになったよ。
人の頼みも断れるようになったし
断っても仲良くしてくれる人がいるってほんとだよ。
頼りたいときに頼って、助けてくれる人もいるよ
そんなやついないってさんざん親に洗脳されてきたけど
そんなことないよ。「今度助けてね」って言われるだけ。
ゆとりのあるときに、それに応えれば認めてもらえるし仲良くいられるの
身を削ってまで誰かに尽くす必要なんてないんだよ
早く目を覚まして。逃げておいで。