父が倒れた日の朝、私は父と世間話をしていた。
父は、もう体がしんどくて死ぬかもしれん。と弱音を吐いていた。
私もその時自分の事でいっぱいいっぱいで、父の話をちゃんと聞いてあげられず、休んでたら良くなるよ!と軽くいって、仕事に行ってしまった。
その日の夕方、母から電話がかかってきて、父が倒れて集中治療室にいるということだった。
昼過ぎに庭で倒れて心肺停止状態だった。
たまたま母が見つけて救急車を呼んで一命をとりとめた。でも心臓が停止して、脳に血液が流れない時間があり、父は低酸素脳症で、寝たきりになり、一年経っても意識が戻らない。
なんで、私はあの日の朝、父の話をちゃんと聞いてあげられなかったんだろう。弱音を吐かない父が私に助けを求めてくれたのに。。
どうして、もっと父の体調に気をつけてあげられなかったんだろう。一緒に住んでいたのに。あの日、父を病院に連れて行ってあげていたら、今も元気に過ごしていたかもしれないのに。
仕事なんて休めば良かった。大事な人を守れないなら、お金なんてあっても意味がない。
私のせいで父は寝たきりになってしまったように思う。そう思うと死にたくなる。
でも、母がまだ生きているから、母のために、私はまだ死んだらいけない。母が悲しむから。
お父さんごめん。ごめん。ごめんなさい。。
叶うなら私の命を捧げたいです。
神さま、助けてください。