私はあなたが死にたいって思ってたことを聞いて本当に心が辛くなった。私だけじゃなくてあなたも、大好きなあなたもそう思ってたんだね。私はあの時、必死になって悩んで泣き叫んだよ。ここにも助けを求めた。お金を稼ぐために向いてないだろう水商売もやろうと思ったよ。親子心中も考えたよ。だから涙が止まらなくて苦しかったよ。だけどあなたはあの日から普通に暮らしているね。嬉しいよ。嘘でも笑ってくれるのも、普通にしてそうに見えるのもまだ安心できるよ。あなたに生き甲斐なんて言われたら生き続けるしかないじゃない。死なないように見ててなんて言われたら、そばにずっといるしかないじゃない。
でもあなたは前に進もうと頑張っている。私も前に進みたかった。進んでないのは私だけみたい。私がどんなにあなたのことを思って、寄り添って守ろうとしても、結局酷いことをしてきたあいつとやり直そうと思うのね。私は黙って 受け入れるしかないじゃん。
どんなにあなたを想ったってこれは親への愛でしかないのね。
どうして悪いことした人が笑って普通に暮らしているんだろう。でも私はその人に養ってもらってるから文句なんて言えない。複雑だよ。辛いよ。父親をこんな風に思いたくなんてなかった